目の前にいない人の事を、
憶測であれこれと言う人がいます。
自分は何も出来ない、しないのに、
人の間違いやミスを指摘し、
助言するどころか批判し責める人がいます。
自分の目線で人を見てしまう人がいます。
個人的な感情で人を叱ることよりも怒る人がいます。
自分が正しいと思い込んでいる人がいます。
いつも愚痴ばかり言っている人がいます。
このような人には、本当の幸せは絶対に訪れません。それが原理です。
人と人の関わりには、
「授受作用」という原理が働きます。
この授受作用というのは、
読んで字のごとく、
良く授け、良く受けるという人間関係の事です。
例えば学校の授業で、
先生が心から生徒の成長を願って、
教科指導や生活指導等を行っていけば、
必ず生徒たちはそれに答えて良く成長していくでしょう。
家庭では親が子どもに対して正しい知識と技術と愛情をもって育てれば、
子どもは素直で優秀な人材として育っていきます。
簡単な事ではありませんが、
本当に幸せや、平和等を願い、
それを実現していくには必ず必要なことです。
ですから、
たとえ相手が目の前にいなくても、
絶対に憶測であれこれと言ったり批判したりしては行けません。
反対に良いことは大いに誉め称えるべきですね。
たとえ目の前に本人がいなくても、
何らかの形で本人に伝わります。
僕の場合は、
離れていても相手の様子や心の内が分かることも多く、
それが塾の生徒たちには恐がられた事もありました。
とにかく、
本当に幸せになるためには、
人の事を批判したり責めたりせず、素直な心で接するよう心がけましょう。
心の壁を崩すことが、良き授受作用の原点となります。