※⬇テレビ番組より。

今夜のフジテレビ系の番組でしたが、
この番組を御覧になられた皆さんは、
この西鉄バスジャック事件の犯罪者となった少年とその周りの出来事についてどのように思われたでしょうか。
僕はこの番組を見て、
以前に佐賀県の数名の御婦人方から聞いた言葉が思い出されました。
それは、
「佐賀県内もいじめ問題が多いので、是非、佐賀でカウンセリングを行って欲しい」
という言葉でした。
それで、
佐賀県内でカウンセリングの仕事、若しくは子どもたちの指導に携わることが出来ればと思い、
何度も求人に応募しましたが、残念ながら年齢や学歴などから断られてしまいました。
僕はこれまで、
福岡県、大分県を中心に、
熊本県、宮崎県の一部まではカウンセリングの仕事で入っていましたが、
佐賀県には入った事がありません。
ただ、
佐賀県教育委員会のホームページをはじめ、
至るところから問題の情報は入ってきます。
そのようなことから考えれば、
西鉄バスジャックで死傷者を出すという犯罪を行ったことは、決して許されるものではありませんが、
このバスジャックをした少年の気持ちは、よく分かりますね。
この少年は中学生の頃にいじめを受ける被害者だったという。
この頃に学校や親が、
この少年の悩みを受け入れ、
確りと指導や助言、手助けをしていればこのような犯罪にも至らなかったでしょうね。
また、この少年は高校生の頃家庭内暴力をふるっていたとも言われてましたね。
このとき、手に終えなくなった親が少年を施設へ入れたということですが、それも逆効果だということが分からなかったのでしょうね。
僕もいろんな悩みを抱える子どもたちを沢山見てきました。
中には、甘やかして育てたために、
反抗期に入った子どもを叱ることもできず怯えている親も見てきました。
また、
自殺未遂の子どもの救済もしてきました。
教師を殴って新聞沙汰になった中学生の指導もしてきました。
事情や形態は様々でしたが、
全ての子どもたちに共通していたのは、
原因が全て親や教師をはじめ、大人にあるということです。
悩みを抱えて苦しんでいる子ども、
こうしている今も、
深刻な状況に置かれている子どもさんは、
皆さんの想像以上に多いことでしょう。
事が起こる度に、
「再発防止に努めます」
これまで、どれ程聞いてきた事でしょうか。
これ以上犯罪を増やさないためにも、
悩み続ける子どもたちの救済を急ぐべきではないでしょうか。