今夜も咳が出て、
なかなか眠れません。
外からは、
救急車やパトカーのサイレンが聞こえます。事故かな? 犯罪かな? いろいろありますね。
ところで先ほど、
タブレットに入れたTEDというアプリで動画を見ていましたら、
ケン・ロビンソン氏(男性教育者)の話があったので聴いてみました。
その中で特に印象に残った部分をメモしたのが次の内容です。
「絵の教室に通う6歳の少女が、教室の後ろの方で絵を描いていました。少女はそれまで何にも集中したことがなかった。
でも、その絵の教室では違ったんです。先生は興味を惹かれて少女に『何を描いてるの?』と聞きました。彼女は『神様の絵を描いてるの』と言ったんです。
『神様がどんな姿をしてるか誰も知らないのよ』と先生が言うと少女は『もうすぐわかるわ』と答えたんです」
という、この内容がとても印象的だったのですが、皆さんは、この部分からどのような事を思われるでしょうか。
僕はこの中にも現代教育の問題点の1つを見つけています。
それは次のようなものです。
少女
「神様の絵を描いてるの」ここには少女の豊かな想像力が読み取れます。
先生
「神様がどんな姿をしてるか誰も知らないのよ」という先生の言葉は、子どもの想像力を打ち消すような言葉ですね。
同じようなことは、この日本でも沢山ありますね、
例えば中学2年生の男の子が、「世界一の漫才師になろう」と言ったとします。
すると大半のお母さんたちは、「何を夢みたいなこと言ってんの、そんなこと言ってないで勉強しなさい」と言うのではないでしょうか。
大抵の親は自分勝手な希望を子どもに押し付けて、
子どもの夢や想像力、希望等をことごとく潰しているのです。
ケン・ロビンソン氏の話の冒頭でもありましたが、
世界の教育は数学や国語等に重点を置き、子どもの想像力を潰していると話されていました。
それは僕も同じように感じるところはあります。
子どもの勉強には、数学や国語(外国語含む)以外にも音楽や美術等の重要な教科は沢山あります。
また、遊びの中にも、
学力や様々な能力を伸ばす遊びもあることを知らなければなりません。
例えば下の写真ですが、
以前にも紹介した事があるので、記憶に残っている方もいらっしゃるかも知れませんが、
ボールペンの先や指と比べても分かるように、小さく折られた折り鶴です。
これは昔塾で教えていた、当時小学4年生だった女の子が、器用に指だけ使って折ったものです。
指先を器用に使うことは、脳に刺激を与え、脳の働きを活発にしますので、学力を伸ばすにも大切なことですね。
また、この女の子は漫画もよく読んでいましたし、家事の手伝いもよくしていました。
しかしこの子は、
ちょっとしたコツを教えるだけで直ぐに問題を解いてしまい、
国語はもともと良くできていましたが、算数は半年間で中学2年生の問題まで解けるようになりました。
他にもそのような生徒は沢山いましたが、
短期間で成績が伸ばせる生徒の共通点は、
よく遊び、よく学び、家庭での勉強時間の平均は約2時間くらいですね。
本当に優秀な人材を育てるためには、子育てや教育を根本から見直すことが最も重要です。
安部総理が、幼稚園などの教育費を無料化すると言われましたが、
今の社会では良くない結果を生むことになるでしょう。
それよりも、子育てや教育では早急にしなければならないことが沢山ありますので、そちらの費用に回して欲しいですね。
これまでの間違いだらけの子育てや教育が、一日も早く改善されていく事を願っております。
※⬇こちらが、教え子の指先芸術の作品です。