この写真は、
大分県豊後高田市の昭和の町に展示していた三輪トラックです。
以前に紹介したミゼットの隣にありました。
この三輪トラックにも、
思い出があります。
僕がまだ小学生だった頃、
当時運送会社に勤めていた叔父が、
これと同じトラックに乗っていました。
昔は今と違い、
舗装道路も少なく、
砂利道がほとんどでしたね。
それに、このような三輪車も少ないため、
車のタイヤのあとが窪み、
道路の中央は盛り上がっていました。
ですから、
そのような道路をこの三輪トラックで走るのは大変だったでしょうね。
それからもう一つ、
以前にも書いたかと思いますが、
中学生だったある日、
仲の良かった同級生の隣の家の子どもが、
道路の真ん中で、
段ボール箱に入って遊んでいたところを、
不運にも三輪トラックが通り、
前輪に箱を潰され、
中にいた子どもが亡くなるという悲惨な事故がありました。
もしあれが、
三輪トラックではなく普通の四輪トラックだったら、
子どもは助かったでしょう。
そのようないろんな思いでの詰まった車の一台です。