小学生が早い時間に下校していたので、
何故だろうと思っていたら、
家庭訪問だからと言ってました。
「そうかあ、家庭訪問だったのかあ」
と、考えていると、
ふと思い出したのが、
僕が2年生の時、
当時我が家は、
実家から遠く開拓地に住んでいましたので、
かなり山奥でした。
授業が終わり帰り際に先生から、
「今日は家庭訪問だから、帰ったらお母さんと待っててね」
と言うので、
帰宅して母と待っていました。
ところが、
いつまで待っても来ません。
今のように携帯電話があるわけでもなく、
連絡がとれません。
とうとう日も暮れて、
その日は、先生が来ませんでした。
事故でもあったのではと気にかかっていましたが、
翌日学校で、
「昨日はごめんね、途中まで行ったんだけど、道が分からなくなったので、引き返して次の生徒の家へ行ったのよ。今日は一緒に行くから、連れてってね」
と、先生から言われて一緒に帰りました。
でも、事故じゃなくて安心しました。
この事は僕にとって忘れられない思い出の一つです。