恐怖の夢

皆さんも夢はよく見るでしょう、

しかし、

連続連夜で夢を見たことはありますか？

私がまだ小学生だった頃の実話です。

ある夜、

夢の中でどこともわからない山の中に居た私は、

巨大なトラックを見ました。

やがてそのトラックは、私めがけて走って来ます。

危険を察知した私は逃げました。

が、

トラックは、どこまでも追いかけて来ます。

逃げても、逃げても追いかけて来ます。

目の前には崖が迫り、逃げ場がありません。

トラックは、一旦止まったように見えたが、

更に勢いつけて私めがけて突進して来ました。

「うわ～～～、危ない～」

と、

その時に目が覚めました。

「何だ夢だったのか」

夜が明け、いつもの一日が始まりました。

そして、夜になり眠りに着く。

場所は違うけど、またまた何処からともなく同じトラックが現れ、

追いかけて来ます。

このように、

毎晩連続して、巨大なトラックに追いかけられているうちに、

夜が怖くなり、

眠るのも怖くなって、親に泣いて訴えましたが、

何しろ夢の出来事だけに、親も取り合ってくれません。

だが、

この恐怖の夢は、とても長く続いたように思います。

これがトラウマになり、

長年トラックが怖くて、ましてや田舎の道は狭いこともあり、

学校帰りはもちろん、

何処に居ても、トラックが近づく度に怯えて居ました。

トラックがなんとなく怖くなり始めたのは、

中学3年生の頃だったと思いますが、それでも完全にトラックに慣れたわけではありませんでした。

正直、今でもトラックが怖いと思うことがあります。

事故も多いようですので、ドライバーの方は、くれぐれも安全運転を心がけてください。