アフガニスタン産天然ラピスラズリ(着色・染色・溶錬一切無し)が再入荷しましたので、着色ラピスラズリと比較してみました。
 

上の写真は薬品に漬ける前のものです。
どちらもブルーが濃く美しい事がわかります。
 

薬品に漬けること3分が経ちました。
ブルーの着色がどんどん取れていきます。
着色処理は白っぽいラピスラズリを深いブルーにするために行われます。
見た目は天然ラピスラズリと全く同じですがちょっとしたことで弊害が生じます。
例えば、夏の汗をかく時期ですとこのブルーの染料が溶け出します。
洋服や腕に付くことも多いので困ったことです。
このようにラピスラズリは着色処理や含浸処理を施すことで実物以上に見せる作業を行うことが非常に多い石ですので注意が必要です。
そのため、当店では鑑別を行っています。
今回もランダムではありますが8mmを日本彩珠宝石研究所に鑑別依頼致しました。
 

上の写真がその鑑別結果です。

鉱物名   天然ラズライト

宝石名   ラピスラズリ

着色・染色、含浸処理、ワックス処理等で、一層美しく見せる処理も多数ありますが本品は一切の人工処理はされていないことがわかります。

お客様のご希望があれば別料金になりますが鑑別を承りますのでご検討下さい。