武者修行の旅へ | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

本日早朝、我が家の息子が

ある街へと旅立ちました。


旅行とかではなく

しばらくその街で暮らすらしく


敢えて苛酷な環境に身を置いて

自分を見つめ直したり成長するのが

目標らしい。


それもその報告があったのが昨日(笑)

フツーなら一旦考えてから、とか言うべき


けど本人も考えた末に出した答えなので

それならばやりたいことを!と快諾


それは嫁さんも同じでした。


既に新天地でのバイト先の面接も

決まっているのだとか。


確かに今の恵まれた環境では

ハングリーになりきれず


人の心を打つものが

産み出せないのかも知れないし


何よりも本人に

危機感が生まれなかったのかも知れない。


息子はここ数ヶ月テンションも低めで


気分転換させようと何度か外に

連れ出したこともありました。


6月の大阪遠征も、そのため。


以前より制作のペースも落ちていたし

何より表立ったことをやろう!と言う

気概が無くなっていたように思います。


コロナ禍の影響を受けて

学業には専念出来ず昨年志半ばで

昨年の春に帰省、


そこでモチベーションを保ちながら

夢に向かうのは正直、至難の技。


その後、契約社員として活動資金を貯めながら

よくぞここまでがんばってきた、と

親バカのようですがそう思います。


大阪時代はバイトに明け暮れながらも

専門学校の成績は優秀で


絶対音感を持ち合わせ

作曲センスもある


なのに自分の作った曲のクオリティに満足できず

表に出すことを避けてきた


ふと僕は息子がある人と重なりました。


その人とは…忌野清志郎さん


彼も人並み優れた才能と

唯一無二の声を持ちながら


20代の頃は鳴かず飛ばず


30を過ぎて音楽的に何をすべきかに気付き

そこからは

シンデレラストーリーのごとく登りつめ


日本を代表するロックバンドに。


「夢はいつ叶うかわからんから

30過ぎても諦めんなよ」と


いつも息子に言ってるのは

こんなこともある、と思ったから。


ま、今回の選択で何かを掴んでくれたら

前に進めるかもですね


何はなくとも楽曲制作用のパソコンだけは

手離さず持参するそうです。

(アコギは嫁さんに苦言呈され断念)


僕自身、この1年で

息子とはドエラい数の思い出が出来ました、


帰ってきて2階から1階への

大・引っ越しに始まり


断捨離しては粗大ごみを搬送して処分

そして何より深夜のドライブが多かった。


車の中では常に音楽談義

ジャンルの違いはあれど駆け出しであれど

共に音楽クリエイター


良き理解者であり同志

父子と言うより朋友

時には白熱したやり取りや議論を戦わせ

歯に衣着せぬ発言もあるから

本音で語り合える。


釣り対決や謎の登山など

僕のYouTube企画にも付き合ってくれた(笑)


嫁さんや娘の頼みも嫌な顔ひとつせず

何でもそつなくこなす


でも気持ちの中では色んな思いが

あったんだと思います。


ここ最近は深夜マクドからの

深夜の山道ドライブで


動物の生態を二人で観察したりしてた(笑)

これまで猪に2回、うさぎに1回遭遇(笑)


今後、その街を拠点にするかは

この先の生活で決めるみたいですが


やっぱりいつも隣の部屋にいた息子が

いなくなるのは一抹の寂しさもある。


でも色んなことに挑戦して

色んな体験をするのは今後の糧になるはず。


寂しいよりも楽しみの思いが強いですね、

どんくらい荒波に揉まれるか(笑)


明るくなる頃に出発、のはずが

僕が夜勤を終えて帰ると


ちょうど出発前だった

(午前7時45分くらい)


出発前に交わした会話。


(息子)「とりあえず…死ぬなよ」


(光)「お互いにな」


漫画か(笑)


今日の1曲

「魔女、旅に出る」スピッツ


個人的にめちゃめちゃ好きな2ndアルバム

「名前をつけてやる」に収録されている名曲


息子も好きなバンドです。


そろそろ本州着かなw