陰陽座 「生きることと見つけたり【参】」@松山 参戦しました! | みつ光男的 だれだれ日記

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家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

註)この日のライブで演奏された曲について
  セトリネタバレ要素が含まれています。
  次回の高知公演以降が初参戦で
  ネタバレNGの方、スルーお願い致します。
 
 
12月13日に松山W Studio REDで開催された
陰陽座 『生きることと見つけたり【参】』

参戦してきました!

一言で表すなら

これぞ陰陽座!
としか言い様のない

最高で最強のライブでした。

前述の通り
全体的なセットリストはネタバレ回避のため
割愛させていただきますが

とにもかくにも20周年を飾るにふさわしい
あの曲、この曲のオンパレード

もちろん「聴きたかったなー」と思う楽曲も
そりゃ数知れず、ではありますが

それは贅沢というものであり(笑)


それでは雷舞(ライブ)について
ざっくり振り返りたいと思います。


ライブハウス武道館へ…もとい

W Studio REDへようこそ!
(同世代ならわかるネタw)

今回は北の国から(笑)遠征の
式神さんたちと共に入場。
(式神→陰陽座ファンの総称)


皆さん、僕がブログを始めた頃から
仲良くしていただいてる皆さんで

早くも10年来の友人です。

もうほんまに
いつもいつもありがとうございます♪


今回僕は公開されてるセトリを一切チェックせず
まっさらな状態でライブに臨むことにしました。

そう、正に僕にとっての「初日」

その感動のひと時を仲間と味わえる喜びを
噛みしめながら開演を待ちました。

いつも入念に確認する開演前のBGM

このBGMの選曲にも実は陰陽座からの
(と、言うよりは瞬火さんの)
その時のツアーにちなんだ深い意図があり

そこを以前から読み取って解釈し、
「あ、これは…○○の△△って曲で!」と
盛り上がる仲間の一人が今回は参戦できず

今回は僕が入念に確認(笑)

…なのにですよ!
テンション上がりすぎて(笑)

直前流れた曲を忘れました(笑)(笑)(笑)

「あ、そうそう!BGM聴いとかないと」

「そっちは伝えといてください、おまかせしますw」

実は連番させていただいてるのは
今回来れなかった友人の奥さま
(「奥さま」と言う表現も何か笑ってしまうw)


直接お伝えもしますがw
一応こちらにも…↓

僕が入場してからは…
「Don't Stop Running」Y&T
「Children of the Grave」BLACK SABBATH 
「Run to the Hills」IRON MAIDEN

からの…開演直前恒例のDIO縛り(笑)
今宵は

「King of  Rock'n  Roll」DIO

でした

今回のテーマは
「80年代懐かしのHRシリーズ」かな?
(その次の曲忘れたの巻w)


そして場内暗転、メンバー登場
OPは…?

あの、泣きのフレーズのイントロでもなく
大仰な和太鼓風のイントロでもない

と、言うことは?

瞬火さんが静かにベースを奏で始める…
「夢幻」が始まる…と言うことは



そう!


OPは「邪魅の抱擁」

あの印象的なイントロに涙腺が緩みます。

この曲は僕が陰陽座入門者の方に
先ず、これを聴いてください!とお薦めする
鉄板曲

後から聞いた話によると「邪魅」始まりは
なかなかレアとのこと。

そうなんです、会場によって
前回のアルバムのツアーで訪問したかしないかで
セトリを微妙かつ大胆に変えてくるのです。

1曲めからテンションMAX!

ここからは懐かしの曲オンパレード

久しぶりの「百の鬼が夜を行く」に
沸きまくるみつ光男(笑)

「百鬼!」の声がデカすぎて申し訳ないw


更には20周年を彩るには欠かせない
陰陽座の名を全国に知らしめた

「甲賀忍法帖」

歴代参戦ライブでこれでもかとばかりに
毎回のように聴いたこの曲も

20周年記念公演での演奏となると格別な思いが。

そして陰陽座ライブでは毎回毎回
「お!」と言うサプライズ的な選曲が
あるのですが

今回は「窮奇(かまいたち)」


「妖怪ヘビーメタル」の異名を持つ陰陽座

数々の妖怪がタイトルにも標榜されていますが

ただただ「妖怪が現れました、はい!」
みたいな安直な歌詞など

そ・こ・に・はなく~♪

人間の内面の強さや弱さ、持ち得る様々な感情
それらを姿形が存在せぬ妖怪になぞらえながら

時には僕たちに向けて
またある時は理不尽なる現代社会へ問いかけては

怒りをぶちまけ、疑問を投げかけ、

ストレートではなく文学的な表現で
回りくどく((笑))伝える、
(それが瞬火さんw)

そんなバンドなのです。

だからこそ式神はその思いを汲み取ろうと
様々な解釈を試みて
瞬火さんが伝えんとする思いを読み取ろうとする

その魂の綱引きの如くやり取りも
楽しみながら聴いているのです。


…と、書くと

聴こうかな、どうしようかなと思ってる方には
とてつもなく敷居が高く感じられるかと
思いますが

そこはやはりそれだけではなく

そんな予備知識やらはなくとも
純粋に曲だけを楽しめるバンド、

そこがまた陰陽座の懐の深さでもあります。

パフォーマンスについては折り紙つき
2009年の「金剛九尾」で初めて観た時から
10年が過ぎても

黒猫さんの声に衰えなどは全くなく
むしろ今が最盛期かと思えるほどの
伸びやかな歌声
更に陰陽座の凄いところは
曲によってその曲の世界観を如実に
表情や動きで体現している部分

あの清姫と安珍の物語
「道成寺蛇ノ獄」における

瞬火さんの憎々しげな表情と
黒猫さんの情念の歌声

♪生きて帰さぬ 
 骨も残さぬ
 其の罪を 悔いて

 死ね…

愛する人を怒りの業火で焼き尽くす
鬼気迫る世界観をこれでもか、と堪能できる

この曲だけで既にひとつの「物語」

10分を超える大作を
時間を忘れて聴き込み魅入ってしまいます。



こうして20年間、音楽的に
好きなことだけをやらせてもらえて

地元愛媛に帰ってきて
「凱旋公演」のような形でライブが出来る…

これはもちろんとても嬉しいことですが

出身地で歓迎されて演奏出来る、
と言う付加価値は後からついてくるもので

まずは音楽があってこそ

「あ、このバンドなかなかいいじゃないか?
そうか、愛媛出身がいるのか?」となるわけで

陰陽座の音楽に興味がないのに
「あ、同じ地元だから聴いてやろうか」
なんて方はそういらっしゃらない

にも関わらず
この愛媛にライブを観に来てくれるのは

僕たちの曲が少しでも日々の活力となり
わざわざここに足を運んでくださる

ファンの方があってこそのことなんです

(瞬火さんのMCより)


20年経ってもこれだけ謙虚に向き合える
ファンがその姿勢に共感して聴き続ける、


「お前ら、声出せんのかー!」的な

荒々しく過激で挑発的なイメージを
メタルに対して持っている方は未だに
多いと思います。

陰陽座にももちろん「ド」ハードな
首を振り続け、拳を突き上げるような曲も多い

その反面、毎回恒例な弦楽器隊2人による

狩姦さんの食レポトークや
招鬼さんのお散歩トークなど

MCはどのメンバーも明るく楽しく
ステージも客席も常に笑顔が絶えず

また曲によってはわいわい笑顔で楽しめる
そんな楽曲も数多く存在するので

とても楽しいのです。

この日演奏された曲の中でも
「ヘビーメタル」と言う枠の中で

「挽歌」のようなブルーステイストがある曲

「生きることと見つけたり」のような
客席とステージが一体になれるキャッチーな曲

この「生きることと見つけたり」では
黒猫さんとアイコンタクト的なやり取りも
楽しめ(た、はずw)

瞬火さんからも「おっ、来てるな!」的な視線をいただきました(笑)



黒猫さんのMCでもありましたが

"陰陽座は妖怪をテーマにしているだけでなく
妖怪のように変幻自在な音楽性を持ち合わせた"

そんなバンドなので
ライブの盛り上がり方は半端なく楽しいw

今回はテンション上がりすぎて
本編ラストが何かすら忘れてます(笑)


アンコール発動で「焰之鳥」が鳴り響いた瞬間
「うわっ!ここで来たか!」

このイントロに続く「鳳翼天翔」は
僕が陰陽座を聴くきっかけになった曲

この曲に出会ったことで
僕は今こうしてこの会場にいるわけで

この先、たくさんの曲を聴けて
たくさんの仲間と出会った

かけがえのない1曲


全身全霊のコールで"恩返し"を!

その興奮冷めやらぬ状態を鎮めてくれる
珠玉のバラード

「梧桐の丘」(あおぎり の おか)

この3部作が組曲のように立て続けに聴けたのも
20周年ならでは…


そして翌日の筋肉痛の最大の原因となる曲(笑)

「羅刹」からの「卍」

「暴!憎!念!」の掛け声で
会場はひとつになり

「2秒で終わりだっ!」で絶叫(笑)

何て楽しいんだ(笑)(笑)


次の曲、隣のお友達と「えー!」となった

まさかの「喰らいあう」

僕は慌ててあるモノを取り出す。

今回は6列めくらいなので
「トン」は無理なのですが

そこは魂のやり取りで(笑)と言う
「猫の手」タイムw
2年前の黒猫さんとの印象的なやり取り↓
それを思い出してほっこり。

今回、アンコールは3回!

アンコールラストは「蛟龍の巫女」
(オフィシャルよりお借りしています)

「蛟龍(みずち)」とは龍の子供のことを指し
蛟龍は水・陸・空で齢1,000年を経て
ようやく龍へと成長します。

20周年を迎えた陰陽座も未だ成長過程であり
まだまだこれから無像の進化を続ける、

そんなバンドであると言うことを
象徴するような曲で
今回のライブは締め括られました。


メジャーシーンの第一線で活動を続けるためには

当たり前なのですが
全力でやっていくことが必要

ま、これくらいの感じで何とかやっていこう、
なんて気持ちだと生き残れる訳はないし

その当たり前のことを当たり前に続けて

20年

でもそれは聴いてくださるファンの方が
いてこそのことで

自分達がいくら「これはいい」と思っていても
それを聴こう!となって

聴いてくださる方がいなければ
ここまで続けることは出来ませんでした


音楽が無くても生きていけます、

水や食べ物のように無ければ死ぬ、と
言うものではありません

そんな中で僕たちの曲を聴き
それをほんの些細でも日々の励みとしてくださり

ここまでずっと聴いてくださった
皆さんがいらっしゃるから

僕たちは続けることが出来る

20年ですよ、20年

最初からずっと応援してくださってる方
ある時「お、いいじゃねえか」と
応援を始めてくれた方
別のきっかけでその名前を知ってくださった方


ファンの皆さんもいくら当時は若くても
もう、ね、そりゃ(笑)
20年後には、僕だってですね…w

この長い年月の間、共に生きてきてくれて
陰陽座の音楽を聴いてくださって

本当にありがとうございます

陰陽座はこの先も今まで通り
「上」ではなく「前」を見て進んでいきます

これからも陰陽座をよろしくお願いします
ありがとうございました!

(瞬火さんのMCより)


不覚にも涙が止まりませんでした。

20年前、僕自身を振り返ると
陰陽座を聴き始めてからの数年間

特に2005年から2009年にかけては
人生において最も厳しく辛い時期でした。


その時、彼らの歌にどれだけの力と勇気を
もらったことか!


そんな時期を乗り越えたからこそ
彼らの言葉には説得力があり

そんな時期を乗り越えたからこそ
ステキな仲間との出会いがあり

今に至る…

陰陽座と言うバンドが掛け橋となり
これまで内向的だった僕が

どこでも誰とでも話せるような
お調子者キャラに変貌して(笑)

不思議な縁で
たくさんの友達と出会わせてくれた

正に妖怪が繋ぐ縁、です。


僕が陰陽座と出会わなければ
男性メンバーの出身地である八幡浜に行く、
そんな機会はそうそうなかっただろう

「あのお店」でおいしいラーメンを食べることもなかっただろう
↑こちらは大将も、おかみさんのくみちゃんも
陰陽座が大好きなゆかりのお店

八幡浜「どさん子ラーメン」さん

まさか遠く離れた北海道の方々と友達になって
陰陽座始めメタル談義を交わしたりすることも
なかっただろう

毎回のように「聖地」と称して
我が故郷であり陰陽座のホームタウンである
愛媛に馳せ参じてくださる北の大地の仲間たち

もはや式神仲間と言うよりも
仲の良いいとこや兄弟と

久しぶりに再会するような
懐かしい感覚を体感できるのも

陰陽座との出会いがあってこそ。


そしてSTU48の公演で馴染み深い同じ会場で
その圧巻のパフォーマンスを観れるのも
何かの縁のように思えます。

またここで、いや、他の会場でも
また次のツアーで皆さんと陰陽座ライブを
体感できるのを楽しみにしています。


ありがとうございました!


次回はそんな式神仲間さんとの
こぼれ話あれこれなど(笑)



【追記】
話題が変わりますが(笑)

STU48の4thシングル発売が決まりました!
おめでとうございます♪

このシングル発売に先駆けて
僕は3つの大きな決断をしました。

せとうち推し仲間の皆さまには
いつもお世話になり楽しい時間を共有させて
もらっています

ショッキングな決断ではありませんが
僕の中ではかなり大きな事項でもあります

また時期とタイミングを図りながら
少しずつその件についても
書いていければと思います…が

でもきっと、やっぱり、
フツーに考えるとビックリな案件かと思います

これらの件についてはまた改めて。