しばらく待つも、まだミルカは来ない。
仕方がないのでブランコに座って待っていた…
その時
背中に人の気配!
振り返った時は遅かった。
僕は首筋に針を刺されたような衝撃を感じて
振り返ると、そこに立っていたのは
カナコだった…
しかも彼女の服は血まみれ。
「兄さん、あんた生きてたんか、残念やけどミルカさ…いや、ミルカはもう手遅れやで」
「まさかあの時のミルカちゃん宛の電話は、カナコ…何をしたんや?」
何故、カナコは僕の事を知ってる?
そして何故、僕もカナコの名前を知ってるんだ?
過去にどこかで会ったことがあるのか?
記憶が交錯する。
「アカリに打ったのと同じ薬や、ゾンビ開発ウィルス」
「な、何を言ってる?」
ゾンビ?
薬?
そしてカナコ?
いつ、どこで、どうやって僕は彼女と出会っていた?
そしてアカリは彼女の手によって…
「あの頃はまだ開発中やったからこの薬は死人にしか効果なかってん、やから…」
その時はアカリを亡き者にした後でこのウィルスを注入したのだと言うカナコ。
その表情は恐ろしいほどに冷たい。
「ミルカちゃんをどこにやったんやー!」
「あ、今は生きたままでもゾンビになれるのに、あいつその話聞いてあそこから飛び降りて死んでまいよってん」
目の前には2階建ての家の高さほどの
ジャングルジム。
「何やとー!」
「ま、私が突き落としたんやけどな、ギャーギャー泣いてうるさいから」
「ミルカちゃんは知ってたんか、アカリさんの事も」
「そやで、見てもうたんやな。やからミルカもアカリと同じ場所で、ここ『夕焼けのブランコ』で、同じ目に…な。
アカリ、アホやったから簡単やったわ。このロケの下見に来た時、美味しいモン食べに行こか言うたらほいほい付いてきて…
続き聞きたい?に・い・さ・ん…」
「カナコ…」
『夕焼けのブランコ』とは、この公園で日暮れまでに帰らないと何者かに連れ去られる、
と言う都市伝説にちなんで
ミルカがこの場所でアカリが襲われるのを見た事を、直接言えなかったので
サヤカに何とか伝えようと考えたメッセージだったようだ。
夕日と、アカリの真っ赤な血で染まったブランコ…
それが現代版「夕焼けのブランコ」伝説の本来の意味だった。
「な、何でそんな事を…」
「話す必要ないし、ミルカもあの現場見てなかったらこんな事にはならんかったのにね。それよりこれからフェスがある会場、知ってるやろ?」
「仲間がな、あの場に二人の亡骸を置きに行ってん、あと何時間か経ったら…楽しみやね」
二人ともゾンビになって会場を徘徊して、更にゾンビが増殖していく事になるらしい。
「お、オレはどうなるねん!まさか同じウィルスを…」
「あら、兄さんも日付が変わる頃には『な・か・ま・い・り』やで」
何とかしなければ、
とにかく会場に行かなければ
誰かにこの話を伝えなければ、
この音楽フェスにはLBKのメンバーも出演するので
僕はカナコに背を向け大急ぎで会場へと向かった。
会場内を歩き回ってサヤカを探す。
ようやくステージ裏でリハ中のサヤカを見つけた。
ミルカの死、薬の投与、そしてカナコの事…
信じてもらえないのを承知の上で事情を話すと、
この受け入れがたい話をサヤカは瞬時に理解した。
「遂に『その時』が来ましたね…もう私も準備出来てんねん」
サヤカの表情が一変していた。
今までのアイドルらしい清楚な笑顔ではなく
これから戦地に向かう兵士の様な凛々しい表情。
どういうことだ?
そう言えば、カナコはさっき
「あんた生きてたんか?」とまるで僕を知っているような事を言っていた。
「兄さん、まだ全部思い出せんかも知れへんけど…」と
サヤカが話し始めた内容に驚いた。
【みつ光男の解説シリーズ⑦】
謎が謎を呼ぶ展開から
そして、遂に犠牲者が出てしまいました。
そしてサヤカから明かされる衝撃の事実!!!
しかし、夢とは言え
むろかなちゃんにこんな役をさせてしまって
申し訳ないと言うか(笑)
実はですねー
さやかちゃんきっかけでNMBを知って
りぽぽ~なぎさに至るまでに
あれこれ思考錯誤の時期があり(笑)
その中でむろかなと百花は
割りと重要なポジションに位置しています。
そんな話も、
いつかNMBとの出会いを語る話で記事にしたいなと。
次回、「夕焼けのブランコ」編
いよいよ、クライマックス!
そして次の章へと続きます(笑)
長いなー(笑)
そして、クリスマス繁忙期最終日
僕は公休ですー♪
過去の経験上、実は今日の方が
ケーキ班は色んな意味で大変なんですねー
しめしめ(笑)
↑死語
そして、今日はこの画像に泣かされました。
まーちゅん(泣)
ブロ友さんの記事で
まーちゅん卒業公演の様子を知ることがどきました。
ちゅぽぽ (泣)
さやみるきー
ちゅぽぽ
れいあい
そして、なぎっしゅー
メンバーはもちろんですが
この二人がバラバラになるんか?
と、言うお別れは
推す側もメンタル、ヘビーになりますね。
と、話は変わりますが
久しぶりに「キター!」的なバンドw
(お借りしました、ありがとうございます)
「アイビス」 午前4時、朝焼けにツキ
ちなみに「午前4時…」がバンド名ですw
サビに全部持って行かれた♪
歌詞的には僕とは違う世界観だけど、クサイ感じ、キライじゃないw
サビに至るまでのメロディがもっと磨かれると
このバンド、化けるかも!
まだインディーズですが、曲次第で
BLUE ENCOUNTあたりのポジションに昇り詰める可能性あるぞー!
「他の曲も聴いてみたい」と思わせるバンドです。
息子は
「いや、別に」とw
この感性の違いが、またたまらんw
だから僕ら父子が曲作ると、ややこしい感じになるんやろなw
ただ、音楽性が違い過ぎて曲作りにめっちゃ時間かかるのが難点ですw