今回もこちらのお断りから始まる
天王寺ナイト!
本日はその第2弾です。
※【お断り】
今からお話することは決して誇張表現ではなく
全てノンフィクションなのですが
僕自身、一夜しか滞在してないため
この街を知っているわけではなく
在住されている方からすれば
「バカにしてるのか!」と思われるかもしれませんが
決して「侮蔑」や「愚弄」と言った感情から
今回の記事を書くわけではないため
実体験を楽しい雰囲気でお伝えしたいと思い
このような表現方法をとらせていただきました。
僕自身、決してこの街が苦手だったりキライなわけではなく
むしろ僕が幼少時を過ごした兵庫県北部の街に似た雰囲気は
懐かしくさえ感じたのと
長男が今までにないカルチャーショックを受けていたので
貴重な経験だったのかなと思って
敢えてこのエピソードも書き綴りたいと思ったのです。
読まれてて不快に感じた方は
申し訳ありませんがスルーしていただけると
幸いです。
それでは衝撃の第2弾、始まりますw
『そのまんま あの世界』
天王寺の街を歩いていて感じた事。
この雰囲気、どこかで味わった体感した事がある。
何処だったかな?何処だったかな?
しばらく歩いてようやく思い出した!!
それは…
(光) 「チエちゃんや――――――――――――!」
(長男) 「誰?w」
僕の大好きな漫画、「じゃりン子チエ」
その世界観、そのものなのです。
ここ天王寺は正にリアル「じゃりン子チエ」の世界でした。
どこかで赤いポッチリつけた女の子がホルモン焼いてたり
走りまわってる「テツ」がいてるんちゃうかな?と思わず探したw
僕が天王寺にどこか親しみを感じたのは
きっとチエちゃんの世界を体感してる、それがあったのかも知れません。
この不思議な街でそんなほっこりした気持ちを味わっていた
その数分後、
僕は凍り付きましたw
ちょうど宿の近くになった時
宿の向こう側の方にふと見えた…
広場のような場所…
前から僕の記事を読んでくださってる読者の皆さん、
覚えてらっしゃいますか?
握手会の少し前に見た、恐怖のホラー要素全開の夢。
「これが「ゾンビシリーズ」の原点!? 握手会直前、強烈ホラーな夢」
その夢に登場した「夕焼けのブランコ」のある公園。
それとそっくりな広場があったのです。
そして宿そのものが
「これ前に見た夢に出てきた場所だった」と夢の中で思った
「古いアパート」の佇まいとそっくり。
その街の雰囲気よりも、そのデジャヴ的な感覚に
久々に背筋が凍るような思いをしましたw
『ああ、スパワールド』
とは言え、天王寺に来て楽しみにしていたのが
温泉施設「スパワールド」
行く前からネットで検索して
「どのお風呂入ろうかー」と二人で話してたのです。
チェックインの後、
「これからスパワールド行くんで割引券もらえますかー?」と言ったら
宿の主人から衝撃的な言葉が!
「この宿は10時で正面玄関が閉まって
11時ですべて閉まるので、スパワールド行っても
お風呂に入れる時間は数10分しかないと思うので
時間的にもったいないから、行かない方がよいかと…」
な、何ですと―――――――――――――――!
お風呂大好きみつ光父子にとって
天王寺で唯一の楽しみだったスパワールドが
い、い、行けないですと―――――――――――!
NMBもCMに出てるらしいので
チラシとかあったらいいなとか思ってたのにのにのに
確か「スパワールド」って通天閣のすぐ近く。
宿に来る途中で見えた通天閣
やたらと遠かったww
うなだれるみつ光父子に宿の主人が
「近くに銭湯があるんですが、ここなら1人300円なので…」
仕方ない、これ以上夜の天王寺を満喫するのも
少々勇気がいるので
近くで妥協しようという事に。
ただ、この銭湯…
正に「恐怖の館」だったのです。
to be continued…
『おお!戦闘、もとい銭湯』
とりあえず部屋に荷物を置いて向かうは銭湯。
一日の疲れはやっぱりお風呂で…
銭湯行く途中も怪しげな目つきのオジサンたちが
歩道に座り込んでるのを横目に銭湯へw
正に「戦闘」態勢で「銭湯」だぜー(妙な韻を踏むなw)
歩く事3分ほど、到着した銭湯は
番台が入り口で男湯女湯に分かれてる、
いわゆるテレビドラマ「時間ですよ」のような銭湯(ご存知?)
早速お風呂に入ろうとするが…
普通のお風呂なら置いてあるタオル、石鹸の類が全くどこにもない。
「あれ、これどうなってるんやろ?」
長男と話していると
さっきまで番台に座っていたばーちゃんが
つかつかと僕らのところにやって来てこう言った。
「お兄ちゃんたち、何にも持って来てへんのかいな、ここにはタオルも石鹸もあらへんのやで!」
(光) 「え?そんなの聞いてへんで!」
すると、ばーちゃんの表情が変わった。
(ば) 「え?まさかあのホテル?何にも言うてへんのかいな!」
(光) 「タオルや石鹸がいるんなら買ってきてたのに…」
(ば) 「あのアホが!何にも教えてくれへんかったんかー、かんにんやでー」
(光) 「いえいえ、いいんですよ。自分らも何にも聞かへんかったから…」
(ば) 「もうホテルに帰ったらあのアホ、しばいたってええからな!」
そう言っ番台のばーちゃんは
タオルは有料レンタル出来ると言って
10円でタオルを貸してくれました。
ただ石鹸やシャンプーだけは持参しないといけないらしく
もう服も脱いでるし買いに行くのも面倒なので
そのまま入ろうー、と長男と入浴。
とりあえず汗を流してお風呂に入れば疲れも取れるだろうと
洗い場に行くと…
「兄ちゃんたち、これ使ってええで。終わったらそこに置いたまま出たんでええから」
と、隣に座っていたおじさんがシャンプーをくれたのです。
(光) 「何や、ここって人情の塊やなー」
(長男) 「怖い思ったらええ人ばっかりや!」
僕と長男は大喜びで頭を洗い
もう石鹸ないからこれでいいや!とシャンプーで体を洗って
とりあえずキレイになったw
さあ、お風呂に入ろう!と湯船に浸かったら
「あ、あ、熱――――――――――――――っ!」
長男、先頭の熱いお湯が苦手らしくw
「もう十分やー、早く出ようで」
そう言うので早々にお風呂から出ましたw
お風呂を出て、外に出ようとすると
さっきの「恐怖のばーちゃん」が
「おおきになー、ほんまかんにんやでー、また来てやー」
そう言って見送ってくれました。
この街、何て言うか下町の人情と言うか
今じゃすっかりなくなってることの多い
人と人との繋がりが凄く感じられました。
長男は
「最初は怖いんか思ったけど、めっちゃいい人ばっかりやな」
人の優しさに触れて長男がそう感じた事は
この旅の中でも大きな収穫だった、そんな気がします。
外から見てるだけだで判断するより
グッと中に入って体感してこそわかる事もあるんですね。
恐怖の銭湯おばあちゃん、どこかで見た事あるなー
思ってたら漫画「ドカベン」に出てきた
通天閣高校のエース、坂田三吉
その坂田のおばあちゃん
「鹿(しか)ばあちゃん」に雰囲気がそっくりでしたw
↑この人ねw
坂田の「通天閣打法」好きやったなw
『帰り道』
銭湯を後にしたみつ光父子。
合言葉は「早くズラかろう」でしたw
一晩何事もなく過ごせばこの街とはおさらばだー
そんな冗談を言いながら
翌朝の食糧調達のためにコンビニへ。
まだ夜の10時前だと言うのに
店内は閑散とした雰囲気。
あ、お客さんが来たー、思たら
明らかに日本人じゃない人たち。
天王寺は宿の宿泊客や通行人も外人さんが多いと聞いていましたが
さっそくのお出ましw
噂に違わぬ外国人多さに
「おおーっ!」と驚くみつ光父子。
以前の記事にも書きましたが
「たまごロールがないー!!」と文句を言いながら
レジに商品を持って行く。
ん?ん?
店員さんの日本語が何だかぎこちないぞ。
ふと名札を見てみる?
あれ?
「リュウ」さんと書かれてるw
おそらく「劉さん」だろう。
(光) 「店員さんまで外人やんー、おそらく中国の人やなw」
(長男) 「日本語分かるんかなー?」
実はここでいつも集めてるお皿の
シールの台紙をもらおうかなと思っていたのですが
日本語があまり話せないと何だか悪いなと思って
ここではもらうのを断念。
「さー帰るぞ―――――!」
と、コンビニから出て歩き始めたその瞬間…
ほどけかけた靴紐に引っかかって
つまずくみつ光男、よろめくみつ光男www
「痛――――――――――――――っ!」
転倒こそしなかったものの
事故によるケガで腰が痛い時だったので
腰と背中に衝撃が―――――――――――w
と、笑い飛ばせるくらいの痛さではありましたが
「パパー、大丈夫かー」
普段はは割とクールな長男も心配してくれる。
「これもトラップの一つやなw恐るべし天王寺w」
(お借りしました、ありがとうございます)
THE TOY DOLLS 「FIERY JACK」
「BACKACHE!BACKACHE!(背中が痛い!背中が痛い!)」なる意味不明な歌詞で
お馴染み(?)イギリスのパンクバンド、トイドールズ。
これくらい豪快に
羽目を外した音楽性をワタクシは持ちたいw
『まさかほんまに』
こうして、帰り道も歩道で酔いつぶれるオヤジ軍団や
明らかに泥酔してる感じや酩酊状態でフラフラ歩く人々とすれ違いながら
再び今宵の宿へと戻るみつ光父子。
そこで長男がボソッと一言、
「本当にあのホテルの人、しばくつもりちゃうやろ?」
そんな素朴な質問に思わず大爆笑のみつ光男。
(光) 「さすがにしばけへんってwなんぼあのばーちゃんに言われたからってw」
(長男) 「あ、よかった、キミならやり兼ねんw」
ほんまはしばいたりたかったけどねw
その後、長男が再び一言
「あのばーちゃん、いい人やったなあ」
あんな強烈なキャラのばーちゃんを「いい人」と言える
長男の優しさを感じました。
でも、僕も同感です。
あのばーちゃんのおかげで天王寺のイメージ、印象が
めっちゃいい感じに変わりました。
そんな話をしながら僕と長男、
無事今夜の宿に再び戻ってきました。
この日の宿の様子はまた後日、
次回は「天王寺ナイト Ⅲ」です。
強烈なインパクトは前回と今回の話でお書きしましたが
次回は面白おかしい天王寺の話を書いていく予定です。