昨夜、悲劇的な事件のニュースが入ってきました。
「アイドル刺され重体」
で検索されると、ヒットするかと思われます。
沖縄の事件と言い、まあ、今の世の中どうかしてます。
と、言うかどないなってんねん

被害に遭われた方の意識の回復と無事をお祈りします。
では、気を取り直して。
今年もAKB総選挙、開催が近づいてきましたね。
「そんなん、どーでもええわ」と思われる方もいらっしゃるだろうし
僕のように総選挙当日は休日希望を提出済で
衆議院の選挙の投票に行くのは億劫でも
AKB総選挙は投票する、ってヤツまでw
色々だと思うのですが
今年はなんば勢も辞退者が多く
「立候補しない=卒業」の方程式がかなりの確率だった昨年を考えると
正直心配な部分もありますが
僕は今年もモバイルから1票だけ投じることになりそうです。
昨年は速報の時点で熱くなりすぎて記事に書いたり
『泣くな、さや姉! NMBの輝きは総選挙の順位や票数で色褪せる事など決してないのだ』
↑よろしければこちらを
速報では圏外だったりぽぽがランクインして
天地をひっくり返した騒ぎになって家族に怒られたり、とw
そして総選挙の時期になると、ふと思い出すことがある。
この話、2014年の6月
家族で広島に行った時の帰り道で話して
いつか記事にもしようと思っていた話です。
それは2014年の総選挙で2位に甘んじた
さっしーこと指原莉乃ちゃん
彼女が総選挙のスピーチで話した内容。
そしてその話を聞いて僕がふと思い出したエピソード。
基本、女性には優しいw
世の女性の味方であるみつ光男が
数年前に言い放ったその一言。
僕自身、その言葉を口にした事に対して今でも何一つ悪びれることもなく
後悔の念は微塵もないと自信をもっているのですが
「言われた側」はどのように感じ、今はどう思っているのか…
考えれば考えるほど、複雑で少しほろ苦い思いが胸をよぎるのです。
あの時、さっしーが話したこと…
それは
ある本屋さんで自分が表紙の雑誌を読んでいる
OL風の女性二人組を見つけ、
一人の女性が「どの娘が1位なの?」と聞いて
もう一人の女性が
表紙のさっしーを指さし、質問した女性に教えると
「誰が1位か」を聞いた女性はこう言ったそうです。
「こんなのが1位?AKBってどうかしてる」
「こんなのがAKBで1位なら簡単、私でも入れる」
「ワタシもAKBに入って楽な人生を送りたい」
その言葉を聞いた時
僕は数年前ある人に言った「ある言葉」と重なり
そして
さっしーの胸の内が手に取るように理解できました。
時は遡って2009年の事
AKB48が「RIVER」で知名度が上がり始めた頃…
僕は今の職場への就職がようやく内定して
「繋ぎ」で働いていた、ある職場のセクションで異動になり
新しい職場へ思いを馳せながら残りの数週間、最後のお勤めをしていました。
そのセクションにいたある女性社員。
年の頃は10代後半、サラサラのロングヘア―に大きな瞳
それはまるでアイドルがこの会社で働いている、ってくらい
飛び抜けたビジュアルの女性でした。
周りの同僚女子には羨望の眼差しで常に話題の中心
男子社員も何とか話をしようと近づいては話しかける。
正にもてはやされてる高嶺の花。
僕ですか?
興味ないんです、ただ可愛いだけの娘にはw
僕が好きなのは、以前NMB48ドキュメンタリー映画の時も書きましたが
「頑張ってる人」
「頑張る」のニュアンスが自分と近い人、ですからw
その人も「頑張る人」だったのかも知れないですが
何だか「お高くとまってる」感ありありで
妙な距離感がいつも感じられてました。
ある日、そのかわいい『彼女』を囲むようにその職場の人たちが
みんなで昼食をとっていました。
僕は別の輪の中で別の友達と昼食。
聞くつもりはなかったのですが隣の会話が耳に入ってくる。
彼女を囲む、その輪の中にいた
セクションリーダーの男性が彼女の向かってこう話しかけました。
(男) 「でも、それだけキレイだとタレントに(なろう)、とか考えた事ないの?」
(女) 「いつかは、と考えてるんです。オーディション受けたりとか」
(男) 「AKBとか入ろうと思わんかった?」
(女) 「えー、AKBですかー、AKBなんて全然大したことないんですよー、入りませんよー」
僕は当時AKBのファンでもなかったし、AKBを擁護するつもりもなかったのですが
2006年くらいかな?、
当時、全く人気がないと言っていいほどの知名度だったAKB48
週末のラジオ音楽ランキング番組に
週替わりで数人のメンバーがゲスト出演してたのですが
素人感丸出しでぎこちなく喋りながらも
一生懸命頑張ってるのが伝わって来ていた初期の頃から
AKBは知っていたので
「AKBなんて全然大したことない」
その一言にカチンと来てしまった。
どうしても黙ってるわけにいかなかった。
それまで彼女とは会話もなかったのですが、振り返って一言
「入ったことないくせに何言うてんの? それ入っててやめた人が言う事やん」
その場の空気が一瞬で凍り付きましたねw
その後、決定的なダメ押しの一言…言ってしまったよ。
「入れないから、ここにいてるんやろ?」
彼女は何とも言えない表情で僕を一瞥して
その場を去りました。
断片的な話しか聞いていない僕が
そんな事を言うのはおかしい、と自分でも思います。
大きなお世話だ、という事も十分承知の上。
ただ、それ以上に僕は
頑張ってる人をバカにするような発言をしたその彼女を
どうしても許すことが出来なかった。
その後、その彼女がタレントになっただとか
アイドルグループに加入した、そんな話は聞きませんでしたね。
数年前に元同僚にまだその職場にいると聞きましたがw
さっしーのスピーチで登場した
「こんなのが1位なら…」と言った女性と
「AKBなんて全然大したことない」
鼻で笑うようにそう言い放った彼女が重なってしまい
昨日までフツーの女の子だった
(ま、中には子役で芸能活動してたメンバーもいてますが)
AKBのメンバーがどんな思いで芸能界へ身を投じ
どれだけの努力をして、挫折を繰り返し
夢を半ばであきらめる人もいる中、あの場に立っているか…
どの世界でも同じだと思うのですが
「頑張らない人」はもちろん、いくら頑張っても報われない人もいる中
上り詰めた人たちは本当にすごい。
手段を選ばないという選択肢もあるでしょうが
誰もが誰もそんなわけじゃない。
最低でも同じ世界を目指すのなら多少のリクペクトは持っていないと
勘違いしたまま道を進むことになると思うのです。
バンドマン時代に僕が実感した事
その世界に入るまでは60%の実力と40%の運
その世界に入ってからは99%の実力と1%の可能性
「成功」はそれくらいの狭き門。
10代の終わりから20代の始め、
井の中の蛙のような小さな世界ながらも
一応音楽活動をやってきた僕ですら、
小さな街で狭い世界ですら上を目指すのはとても困難だと
身を持って体験してきました。
それを体験した事もないのに「大したことない」と言う
そんな人間こそ全然大したことないんです、と断言します。
あの『彼女』は今でも
「AKBなんて大したことない」
どこかで誰かにそんな事をうそぶいているのでしょうかw
さっしーのスピーチを聞く度に
総選挙の時期が来るたびにそんな事をふと思い出します。
今年のAKB総選挙、みなさんは関心あるかないか?
その思いはそれぞれ。
1票投じる方、複数表投じる方、その思いも人それぞれ。
僕は未だ昨年りぽぽに投票した1票を
誰に捧げるか、締め切りまで悩みそうです。
と、言うのは
推しメンに投票すべきか、てっぺんとるための1票を投じるか…
わさみんもいない、まーちゅんも出ない今年の総選挙…
選挙の結果が全てとは言えない部分もありますが
「なんば人気に翳り」
「NMBの人気が低迷」などと
一部であれこれ言われてる現状もあるので
ここで起死回生のなんば魂に期待ですねー。
ただ「にゃんにゃん仮面」の登場には正直困惑してますw
そういうのあり?みたいな思いはありますね、正味な話。