卒業~もう二度とあの場所には・・・~ | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

月曜日は小学校の卒業式に出席しました。
まだまだチビッ子だと思っていた我が家の長男もようやくこの日を迎えました。

当然ながらこの日で小学校に行くのは最後。
行く前はそんな思いもあって、式を見ながら泣いてしまうかもと思っていましたが

この日の卒業式は「涙」というよりは何となくほんわかした
何だか微笑ましい卒業式になりました。

それは、きっと長男の性格的な部分も作用してるんだろな。
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昔は音楽が流れて卒業生が体育館の入り口から入場してくるイメージがありましたが
(少なくとも4年前の長女の時はそうだった)
今年はステージの横断幕が上がり、そこから卒業生が入場、という新しい(?)試み。

こちらもなかなかよかったです。

5年生からの「送る歌」も卒業生の歌も今までの唱歌的なモノではなく
J-POPの曲を歌ったりと、
斬新なイメージがありましたが、これも雰囲気には合ってました。

担任の先生曰く
「新しい事にチャレンジしたし、それをさせてくれた学校側が児童のみんなをそれだけ信頼していた」
からなんだそう、です。

さすがにスライドに思い出の場面が流れて一人一人がメッセージを言う場面では
ウルっとなりそうでしたが
実はこの場面、僕はビデオ撮影に専念していたため
スライドの画面をあまり見てなかった(笑)

約1時間15分の式は終始和やかな雰囲気の中で進んでいきました。

午後から用事のある嫁は「12時半までには家に帰らな」と(笑)
しかし、この日は15分少々時間が押して
式の終わりが11時15分。

(光)     「ま、時間には間に合うやろけど、大体PTA会長さんの話が長すぎやで」
(嫁)     「最後の保護者代表挨拶も『一言』とか言いながら長過ぎやし」
(光)     「スクリーンに向かってどこの学校にも同じこと言うてる市長の話いらん」

言いたい放題(笑)

ちなみに市長さんのお祝いの言葉は「夢を持って生きていきましょう」的な内容。
数日前に「アメトーーク!」の「腹立つ腹立たない芸人」での小藪さんの話を聞いていた僕は
(「夢」なんて持ってても社会というジャングルでは生きて行かれへん事を大人は教えなあかん云々)

思わず吹き出しそうに。

それと二つ前の席に座ったお父さん、頭頂部ののみ髪の毛の少なさがずっと気になって
直接見るのも失礼かと思い、目を逸らしていると
ビデオカメラ越しにピンポイントで頭頂部の薄い髪の毛(ハゲ)が延々と映っていて
(あ、もちろん一時停止状態ですが)
思わず咳き込んでしまうと、それをきっかけにくしゃみが出そうになる、
という悪夢のスパイラル。

途中からは静けさの中での「くしゃみしたい欲」との戦いでした。

その影響と花粉症で鼻水も出そうになり、ぐしゅぐしゅ。
「あ、もしかしてこれ泣いてると誤解されるんちゃう?」と思いつつ
上を向くと、な、なんと「膝から下の足」が2本浮かび上がってるじゃないか!!

あかん、お化けや!!

恐る恐る確認すると


スライドショーに備えて体育館のカーテンを閉めて会場を暗転させるために
体育館の側道みたいなベランダみたいなとこで待機してる
先生のスカートが
真っ黒な遮光カーテンと同化して足だけが浮かんでるように見えただけで(笑)

それに驚く自分自身に笑えてしまい、また鼻水が出そうに。

頭頂部のみ髪がなくなってるお父さんの話は、帰り道でも話題になり
(光)     「見たらあかんと思いつつ、気になるんやな。明日は我が身やし」
(嫁)     「後ろはのばしてあそこだけ毛がないのは何か見苦しいと言うか」
                                   ↑大きなお世話(笑) 

(光)     「何か悪あがきと言うか、未練がましいというか・・・俺なら坊主にするなあ」  
(嫁)     「本人は気づいてないんやろかな」
(光)     「家族が教えてあげたらいいのに、奥さんとかすぐにわかるやろに」
(嫁)     「○○君のお父さんやろ、離婚したんやって」
(光)     「もしかしてそれが原因かなあ?」

どーでもいい話(笑)

最後の、みんなが集まる教室でも終始和やかな雰囲気で
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                アップ一番手前(最後尾)の中央左が長男

解散後も仲のいい友達とあれこれ話しながらも親子でやいやい。
かしこまって記念撮影、みたいなのはそんなにしなかったのですが
この笑顔の画像から(ほとんど顔写ってないやんけ~)和気合い合いな様子が伝わるかな。


最後は相撲大会の練習で思い出の土俵をバックに(何故かポーズは『ラウンド~ワンビックリマーク

感傷に浸る間もなく、ただ笑顔でいつものように家路に就いたのですが
思えばこの6年間、色々あったなあ・・・

中学に入った長女が心の問題を抱えるようになったため
長男の事は安心して本人に任せきりにすることが多かったですが
きっとあれこれ悩んだり考えたりすることもあっただろうな。

楽しかった思い出よりも
今思うとちょっとした事件やハプニングなんかの方が
不思議とよく覚えてる。

どれが何年生の時かはさすがにうろ覚えですが(笑)


野生のカニを捕まえてケースがなかったので直接手に持って帰っていたら
手をハサミで挟まれ、振り切って地面に叩き付けるのがかわいそうだからと
そのまま指を挟まれたまま家に帰って来て
痛みで大号泣している長男からカニを外してあげた事・・・

きっと僕にカニを見せたくて痛みをこらえながら30分歩いて帰って来たんだろう。

理科の教科書を学校に忘れて二人で夜の校舎に取りに行った事・・・
夜勤前で寝てる僕に気を遣って言い出せなくて、
こんな時間になって意を決して僕に頼んだんだろう。

帰り道通学帽子が川原に落ちてしまい、顔色を変えて僕を呼びに帰ってきたこと。
「よかったなあ、一人で川原に降りなかったのはエラい」と言われた時に見せた照れくさそうな顔・・・

嫌な事を繰り返すクラスメイトに我慢を続け
「パパが許すからもう我慢の限界になったら一発殴ってやれ」と言うと
嫁が「そんなのは解決にならんよ」と言われ
「男の気持ちは男にしかわからん」と僕が激昂した時の
ちょっと嬉しそうだった長男の表情・・・

体育に時間に足を怪我して僕が寝ている時間帯に家に電話するのを遠慮して
ギリギリまで「大丈夫大丈夫」と言って保健室の先生に連絡させなかった事・・・

4年生の6月、相撲大会で小さな体をフル回転させての快進撃
翌年、僕の見てる前で1回戦負けした悔しさを晴らそうと
キャプテンに任命された最後の相撲大会を練習中の捻挫で断念することになり
大泣きしながら「出たかった」と言った事・・・
(毎年、6月とか5月には相撲大会はブログ記事にしてました)

その痛い足を引きずりながら無事に行った修学旅行・・・

高学年の責任感からか自然と語気が強くなり
友達から「前は優しくてそんなんじゃなかったのに」と言われ悩んだ事・・・

小学校のPC掲示板に心無い書き込みがあって濡れ衣を着せられそうになった時
「○○さん(長男)がそんな事するはずがない」と担任の先生が長男のために大激怒した事

お父さんがお医者さんの同級生と親友になり
将来は歯医者になりたいと夢を口にするようになった事・・・

放送委員になっていつも「今日は何の話題にしようか」と頭を抱えてたこと・・・


長女の誕生も感動でしたが、姪っ子も全員が女子だった事もあり
我が家に長男が誕生した時、僕は「同志」が出来たような嬉しさがこみ上げました。

物心ついた時から僕のすることは何でもカッコいいと思っていて(笑)
おもちゃの携帯とズボンの後ろのポケットに入れて
「パパみたいやろ」と言ってた幼稚園の頃。

成長していくにつれ、二人で出かけることが増えた。
釣り、ゲーセン、ボウリング・・・
だし汁を間違えた飲んでしまった「こどもの城」へも二人で何度か行ったし・・・
↑ブログに書いたなあ、この話(笑)
「長男と出かけると」参照。

何をやっても「オレはまだまだやな」と満足することのない長男ですが
この日くらいは自分で自分を褒めてやってもいいんじゃないかな(笑)

(お借りしました、ありがとうございます)

SION      「たまには自分を褒めてやろう」

動物が好きでゲームが好きで釣りが好きで音楽が好き
気が付けば長男は何だか僕と同じような嗜好になってるような気がする。

好きなモノに好きなだけ全霊を打ち込める・・・
そんな願いも込めて
僕は大好きなあるアーティストの名前を長男に授けました。

これからも基本「自由」で
そして自由なまま大人へのステップを昇って行けるよう
微力な父ですが見守っておりますぞ(笑)

僕は大人になるまでとても縛りや規制の多い家庭で過ごしてきました。
自由なまま、長男はそのままSTAY FREEで大きくなってくれることを望みます。

(お借りしました、ありがとうございます)

KATZE      「STAY FREE」

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卒業に合わせたかのように壁を塗りかえて
キレイになった白亜の校舎が、何だか長男を優しく送り出してるようです。

小さな感動に包まれながら小学校の卒業アルバムを見ていたところ
今どきのアルバムは後半が「卒業文集」みたいになっていて
寄せ書きなんかがあるのですが
「好きな言葉」を見ていると

「夢」「友情」「努力」などの言葉に紛れて、長男が選んだ言葉が














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(笑)(笑)(笑)

最後の夢や思い出を語るところでは
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他の子供たちが「サッカー選手」「野球選手」と書く中
堂々と「ボウリング選手」と宣言する長男が何だか誇らしい気がする(笑)

春休みはめいっぱい羽を伸ばして
来るべき中学校生活へ備えてくくれたらいいなと思います。
とーちゃんも一緒に遊びに連れてってくれよ~(笑)