の、だから
この「しきがみのつどい 2013」で選出された人気ランキング曲が
どの曲から始まろうと
不思議な事など
何もない
のだ・・・
ではでは、始まり始まり
『降臨~眩暈坂』
「降臨」が流れた途端、会場のあちらこちらから
「おおおお~~~」と言う声が。
僕は懐かし過ぎて「あれ?何やったかな?」
一緒に「おお~~」とは言ってみたものの、
一瞬何の曲が思い出せずに「魔王」が始まるのかと思ったよ(笑)
『しきがみのつどい2013』
オープニングを飾った曲は
「眩暈坂」
(お借りしました、ありがとうございます)
先日の記事でUPした1曲
アイアン・メイデンの「PROWLER」が
今回の「しきがみのつどい」を語る上で大きなポイントとなるのかも・・・
そう書きましたが
読みの深い方は見当ついてしまったかもしれません。
この2曲の共通する事項
共にデビューアルバムのオープニングを飾る曲、と言う事です。
10枚のスタジオアルバムを作成している陰陽座の
リクエストライブのオープニングが「眩暈坂」
これが陰陽座、これが式神なのだ。
「残念、観念の幻想」
誇らしい思いで拳を振り上げました。
猫さんの「うふふ、遊びましょう」も聞けたし
「或いはこの私であるのかぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!!!」
の、ヒステリックな絶叫も聞けて大満足。
もう1曲目からテンションはMAX
奇しくもこの曲
僕は2010年秋の「続・生きることとみつけたり」ツアー
松山のオープニングでは?と予想して、
ブログ記事や当時のグルッポのスレに堂々と書いてしまいましたが(笑)
今回ようやく初めてライブで聴く事が出来ました、感動や~

しかしこのペースでこのライブレポ
どこまで続くんだ(笑)
「眩暈坂」リクエストランキング 第8位
『癲狂院狂人廓』
前回の「夏鶯」の松山ライブ以来、というか
2回連続ライブで聴けましたよ。
これまた初期の曲ですが客席からのリアクションは大きいです。
僕は過去にCD聴きすぎたのとDVD「式神雷舞」で何度も観過ぎたため
逆に新鮮味がない、という奇妙な逆転現象に襲われました。
この曲も「ベストヒット陰陽座」というよりも
『裏ベスト的』な楽曲ですね。
「癲狂院狂人廓」 リクエストランキング 第10位
『文車に燃ゆ恋文』
いやいや、この曲
ライブ前の記事でも次点、として書きましたが
投票しようかどうしようか最後まで悩みましたね~(笑)
でも式神の皆様のリクエストのおかげでこれまた
ライブ初体験

16ビートの変拍子がやたら心地いい。
この曲の妖怪「文車妖妃」はなかなか資料なども少ない謎多き妖怪で
恋の話や女性の怨念を描いた言葉を綴る文章が
盛んに書かれた平安時代の妖怪のようです。
そしてこの曲には陰陽座全楽曲の中で
たった2曲だけ、という横文字の歌詞が登場する曲でもあります。
でも、あのリズムはたまらないですね~
体が勝手に動き出すってのはこの事だ(笑)
周りの式神さんたちも心から楽しんでるのが伝わってきます。
しかし陰陽座のライブって危険なモッシュヤダイブなどもなく
行儀がいいと言えば変ですが、本当に「大人」なファンばかりやなと実感。
「文車に燃ゆ恋文」 リクエストランキング 第12位
『面影』
実は「式神雷舞」で収録されている曲は
『特定の思い入れのある曲』以外は投票してなかった(笑)
特にこの曲は絶対ランクインするだろうと思っていたので(笑)
黒猫/招鬼 と言う珍しい組み合わせで作られたこの曲
実はアルバム「鳳翼麟瞳」の中では「鳳翼天翔」に負けるとも劣らぬ名曲、
だと思います。
この日はオープニングから兄上のぐだぐだトークも舌好調(笑)
今日は、と言うかここ最近僕の参戦しているライブでは
兄上が招鬼クンをいじる、
というパターンがかなり定着してきているような気が(笑)
「作曲者が言うのもなんですが、間違えずに弾くのが大変です」
と照れ臭そうに言う招鬼クンが微笑ましかった(笑)
「面影」 リクエストランキング 第7位
『組曲「九尾」~玉藻前』
招鬼クンがダブルネックのギターに持ち替えた瞬間
会場がどよめく。
このギターで演奏される曲が収録されているアルバム
それは「金剛九尾」
どの曲だ、どの曲だ(笑)
僕がリクエストしたのは「「貘」
始まった曲は『組曲 九尾』の中から「玉藻前」
今回例え組曲であってもランクインしていたら単体で演奏もする
「ばら売りOK」なのですが
いやいやこの曲、陰陽座の曲の中でも数少ない
「エロス」を感じさせる曲。
あの鳥羽上皇を骨抜きにしてしまった九尾の狐を
猫さんが演じる、これはもうたまりません(どんな目線やねん!!)
歌詞や曲中の表情やたたずまい、と言った部分ではなく
曲全体がそこはかとない(いい意味での)ヤラしさに溢れてます。
『九尾』に限らず
陰陽座は例え「組曲」でも単体でも全然そのクオリティに影響が出るはずもなく
『1曲』として聴く価値大、なのです。
過去に、組曲形式では『金剛九尾』のツアーで
「殺生石」は何度かライブで聴きましたが
『玉藻前』単体は初。
席の後ろから覗く猫さんの表情が
歌声と相まって非常に素晴らしい。
陰陽座のライブでいつも感じるのですが
高音部や無理のある音域をフェイクや客席にマイクで煽る、などで
ごまかさず
忠実に音源と変わらない完成度で聴かせてくれる
そんなバンド、他にそうそういないですよぉ~。
「組曲「九尾」~玉藻前」 リクエストランキング 第13位
『甲賀忍法帖』
マニアックでコアな層向けな曲のみならず
シングルでランクインする曲がある、というのもまた
陰陽座のそして式神のすごいところ。
僕も「醒」と並んで大好きなシングル曲です。
阿部さんのキーボードが聴ける時は
あの印象的なイントロの音色が再現されるからいいですよね

『甲賀』は最も好きな忍法帖シリーズ。
いつ聴いてもいいですね~。
「甲賀忍法帖」 リクエストランキング 第11位
『蒼き独眼』
初の陰陽座ライブ参戦となった
2009年の「金剛九尾」松山公演参戦以来
これまで参戦したライブ全てで演奏されてる、という
名誉なライブ皆勤賞ソング「蒼き独眼」
ノリもいいしライブ向きの曲ではありますが
本当にライブ定番曲になってますね。
個人的には『金剛九尾』の時の
「貘」~「蒼き独眼」の流れがすごく好きだったので
またこのパターン、聴ける機会があればいいなあ。
定番曲ゆえに今回はさすがにラインインしてないのでは?
ついに途絶えるか?と思いましたが
まだまだ(笑)
しかしこの「皆勤賞」いつまで続く。
実はもう1曲、「ライブ演奏皆勤賞」の曲あるのですが
その曲が聴けたかどうかは…後ほど(笑)
「蒼き独眼」 リクエストランキング 第18位
『紺碧の双刃』
掛け合いが楽しいんですな~、この曲は。
サビの美しいメロディが印象的ですが
兄上曰く「謎のシングル」
ちょうど発売直後のライブが震災の影響で中止になり
随分経ってからお披露目された事がその「謎」たる由縁らしいですが(笑)
2曲続けて新しめのシングルがランクインしているのも
なかなか興味深いですね。
「紺碧の双刃」 リクエストランキング 第6位
『紅き群闇』
兄上のMCで「おそらくこの曲だろうな」とは予想がつきましたが
僕も含め、この曲を「初めてライブで聴く」と言う願望を持った式神さんが
たくさんいらっしゃったんだな~、と実感。
当の兄上自身が一番驚いていたのでは
猫さんも喜びつつも、少し驚いてましたね。
今日初めて聴ける、と言う事よりも
何故に今まで一度も演奏されなかったのかが逆に不思議ですね。
「金剛九尾」のライブで聴けなかった時も
あれ、この曲演ってない・・・って気付いたのが数日後でしたし。
メロディアスなミディアムバラードで
陰陽座らしさも十分なんですけどね(笑)
ようやくステージで日の目を見る事が出来てよかった~
今後も演奏してほしいと思ったのは僕だけではないはず。
シングルのc/wがリクエスト第4位
これもまた陰陽座(笑)
「紅き群闇」 リクエストランキング 第4位
『道成寺蛇の獄』
以前の記事にも書いた記憶がありますが
僕は「魑魅魍魎」のツアー
ライブに行けませんでした。
行かなかったのではなく
行けなかった、
もっと言えば行けなくなるような事態が発生した。
そんな事もありこの曲のヒロイン、清姫同様に
僕はアルバム『魑魅魍魎』収録曲を聴きたい、と言う思いは
『怨念』に近い感情が積もりに積もっているのです。
ここ何年かのライブ参戦で何曲かは聴く事ができ、
その怨念も(笑)少しずつ薄れては来ているものの
やはりこの曲を聴かなければ「魑魅魍魎」とは言えない。
そんな思いもあってリクエストに投票した
「道成寺蛇乃獄」
な、な、何と今回リクエスト堂々の第1位でした。
「この曲が1位になる事で式神の皆さんはやはり『何かを持っている』と確信しました」
兄上の言葉通り
僕自身もまさかこの曲が1位とは
でも、自分の大好きな曲が他の式神さんも同じ思いだった事が
うれしいですね。
せっかくなので簡潔にストーリー書いちゃいますか(笑)
昔、紀州の清姫が
安珍と言う僧侶に戯れにされた、結婚の約束を信じ込み
逃げ出した安珍を「裏切られた」とその身を大蛇に変え
道成寺の鐘に逃げ込んだ安珍を
鐘もろとも焼き尽くし、自身も川に身を投げ命を絶った、
と言う話。
ま、安珍は燃えされても当然やね、と思うか
清姫もおバカやね、そんな話を信じ込むとは、と思うかで
このストーリーの捉え方は大きく変わってくると思います。
この物語そのものがただの「恨みごと」ではなく
「戒め」や「教訓」と言った言葉を裏に含んでいるように思います。
いわば安珍のような法の裁きを受けない『罪』を
このような形で報復するしか術がない、と言う事を
暗示した物語のように思えるのです。
以前「十五夜の雨」という曲を
「妖怪」と「人間」の恋=許されざる関係
と解釈した記事を書きましたが
この曲は、現代で言えば「詐欺」や「恋愛における裏切り」に近い話かも知れません。
いつの時代でも「女性の敵」は裁かれて当然なのです。
だから安珍が燃やされるのは仕方ない、と言う事で(笑)
(お借りしました、ありがとうございます)
10分を超える物語(長い曲ですね~)
心から堪能しました。
惜しむべくは猫さんの表情が
あまり見えなかった事。
生きて返さぬ 骨も残さぬ
其の罪を 悔いて死ね
恐ろしや(笑)
印象的には女性ファンに人気が高い曲のようなイメージがありますが
僕も大好きな曲です。
その曲が1位に選ばれた事
そしてこの場で聴けた事
この二つの思いが交錯して
もう涙出そうでしたけど
隣に和魂妖祭さんがいらっしゃったので
泣きませんでしたよ(笑)
「道成寺蛇乃獄」 リクエストランキング 第1位
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まだこの時点でライブ中盤ですが
このペースで到底終わる気がしない(笑)
ので、当然のように第2弾へと続きます~(笑)
しかしこの長くも拙いライブレポを
読んでくれる方がいらっしゃる・・・
もうそれだけで感謝感謝です。
ありがとうございます

懲りずに長文レポ、まだまだ続きますよ~



