(お借りしました、ありがとうございます)
出来ればこの曲をBGMに読んでいただければ(笑)
川嶋あいちゃんと言えばあの有名な卒業ソング
「旅立ちの日に・・・」という言わずと知れた名曲があるのですが
今日に限っては僕の独断で
大好きな「12個の季節~4度目の春」をBGMにしちゃいました(笑)
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先日、長女が持って帰ってきた中学の卒業アルバムを見た嫁が
「この行事には出れたのに、これには出れなかったと思いながら見ただけで泣けてきた」
そう言っていたのを聞いて
よっしゃ、僕は泣かないぞと心に決めて
臨んだ昨日は
長女の通う中学校の卒業式。
朝、学校へ向かう長女を送り出した時に
「この制服の後ろ姿を見るのも今日で最後かぁ」
そう思うと僕の涙腺は既にヤバい事になりかけました
大丈夫か、卒業式(笑)
少し遅れて僕たちも学校へ行くと
もう辺り一面、卒業の「あの雰囲気」で溢れている。
これは大変だ。
卒業式そのものはとてもスムーズに進行して
とても心地のよい空間でしたが
今年の春で定年退職を迎える予定だった
当時の校長先生が去年の夏、急逝され
その写真が机上に飾られている事や、エピソードを聞いているうちに
何だか湿っぽい空気が流れ始め(笑)
卒業生の歌う記念合唱曲が始まると
歌っている女子生徒の中に号泣してる子がいて
いつにも増した感涙を誘う式となりました。
そして最後のクラス会は
僕たち保護者の見守る中で
生徒一人一人が思い出とこれからの抱負を語る、という企画があり
涙で声を詰まらせて上手く話せない生徒がたくさんいた、ということに
僕は大きな感動を覚えました。
長女と同じような悩みを抱えたり、病気で
当日式に参加していない生徒さんが今日は数人いましたが
僕自身、
長女の発表の時は
精神的に辛くて教室にも行けない日々が続いた事を思うと
中学生活最後の日にみんなの前で堂々と話せている事
何よりもこの教室で、みんなと卒業の瞬間を分かち合えた事
それを思うともう号泣したい気分でしたが(笑)
ここは右手でビデオカメラ撮影、左手で携帯の写真を撮る、と言う
荒業をこなす事で何とか涙は流さずに頑張りましたよ(笑)
先日の「怒り新党」の中でもマツコさんが
「最近の若者は、冷めているとかドライになったとかと思われているようだが実はとても『薄情』、自分の役割以外は困っている誰かを助けようって思う気持ちが少なくなってるように感じる」
そう言っていたのを聞いて、なるほど最もだなと思いましたが
まだまだ今の若者にも友との別れを惜しんだり
たくさんの思い出が詰まった年月を振り返って涙を流せる・・・
そんな熱い心の子供たちがたくさんいるんだと言う事に気づかされ
何となく胸のつかえが下りたような気がしました。
長女曰く
「不良やヤンキーっぽい子ほど泣いてたね」
僕自身、学生の頃は『見た目だけヤンキー』だったので
いわゆる当時の『悪』の子たちにやたらと友達が多かったのですが(笑)
とにかく誤解されやすい彼らの心を汲んであげられない人間が
この世にはたくさんいて
また『ワルの子』たちも不器用なので自己表現が上手くできない、
それはいつの時代も簡単には解決される事なく続いているんだなと。
どんなに不良になってても僕から見れば、その子たちが幼稚園の頃から知っている訳ですし
見た目はワルでも僕らからすれば「かわいい○○ちゃん」なんです。
そんな子たちほど、
僕の顔を見るとニヤニヤしながら照れ臭そうに挨拶してきたりしますからね(笑)
長女の昔からの友達はこの日もピアスをして登校していました。
(光) 「それくらいの方が気合入っててええやん、
パパが親なら『卒業式だけ真面目な格好なんてお前の気持はその程度かい!』って言うやろな」
(長女) 「パパは学校の先生には向いてないね(笑)」
長女が教室に入れなかった頃の特別教室の先生とも
お会いできて話が出来ました。
(先生) 「ようやく○○さん(長女)の心からの笑顔を見る事が出来てうれしいです」
そう感慨深そうにおっしゃってくれました。
長女の心を開いたのは大好きな音楽と出会えた事はもちろんですが
それを分かち合える大事な友達が出来た、それが一番大きな要因だと思います。
親でも先生でもどうする事も出来なかった長女の心を
たった数人の優しくて楽しい友達がいとも簡単に溶かしてくれる、これは奇跡です。
(光) 「やっぱり、『友達』ってすごいですよね」
(先生) 「○○さん(長女)のがんばりがあってこそですよ」
←今まで見た事ないような笑顔で(こんな顔…枠で囲っているのが長女です)
みんなと記念撮影をしている長女の姿を見て
あんなに辛かった日々は悪い夢だったのかなあ、
なんて思うくらいでした。
最後は先生から一言があり解散となりました。
担任の先生もなかなかさばけた方で(笑)
号泣していた生徒も笑顔の生徒も明るく送り出してくれました。
そして在校生一同が花道となって
みんなを校門まで送り出してくれるクライマックス。
長女は同じ悩みを持ちながらも常に前向きな親友Hちゃんと笑顔で談笑、
さらに最初に心を溶かしてくれたNちゃんとも話しながら
校門へ向かいます。
幼稚園の頃からの友達や
音楽を通じて新しく友達になった子たちも
「○○(長女)おめでとう~」
と言われ何だか照れ臭そうな長女。
で、校門を後にしようとしたその時
一番お世話になった特別教室の先生からあるモノを手渡された途端
今までこらえてた涙が長女から溢れました。
それは先生や校内のいろんな方から書いていただいた寄せ書きの色紙でした。
友達からもたくさんもらっていたみたいですが
これはまた、長女にとって特別なモノだったらしく
もう真っすぐ歩けないくらい涙がボロボロ・・・
そんな雰囲気を和らげてくれたのはやっぱり親友Hちゃんでした。
写真は一番左が長女、その隣がHちゃん
そしてその隣はHちゃんを紹介してくれた
幼稚園の頃からの友達Yさん。
7ヶ月前に転校してきたHちゃん
長女と同じように人と上手く接することに馴染めず
それでも努めて明るく振る舞ってきた彼女もまた
辛い日々を過ごしては転校を繰り返してきたのだそうです。
もしも長女がHちゃんと出会っていなければ
今日この日をここで迎えられなかったかも知れません。
「いや~、私もさっきそれもらって一足先に泣いたわ~、やっぱり○○(長女)も泣くやろ~」
式の途中でも何度か泣きそうになったけど、隣でHちゃんが冗談ばかり言って笑わせてたので
泣こうにも泣けなかった、って
長女は後で話していました。
Hちゃんの、この天性の明るさが長女もいい意味で伝染したんですね(笑)
こうして無事、卒業式も終わり家に帰りました。
家に帰ってからも
笑顔で話してるのに長女の頬からはとどまることなく涙が流れてました。
夕方から外食する予定だったので
それまで長女はうちに遊びに来たHちゃんとまたまた盛り上がり(笑)
長女は
「色々あったけど、卒業すると寂しいなあ」
そう言っていました。
辛くて学校に行けない日々があり
学校に行っても教室に入れない時があった日々を考えると
その言葉で、何だか救われたような気にもなりましたし
もしも最後の数ヶ月
友達との絆が生まれずに殻にこもったままだったら
「寂しい」
この言葉は出てこなかったかも知れません。
(光) 「最後にそう思えたのはよかったやん」
(長女) 「もしも、前のままやったら卒業式にも出てなかったやろなあ」
ちょっと回り道だったけど
これでやっとみんなと同じ道に合流できたのかな。
春からはいよいよ高校生。
これからも色々あるだろうけど、無理せずにがんばって!!
その間、長男は
風邪で休んで行けなかったホワイトデーのお返しに行ってましたよ。
さて、この後
卒業祝いと言う事で家族で外食、この日は長女の希望で焼き肉。
僕も何だかホッとしたのか、食べまくろうと言う気持ちで(笑)
いつもはジーンズなのですが、昨日は臨戦態勢のジャージで参戦(笑)
カルビ、ロース、ハラミ・・・
ホルモン盛り合わせにタン、すき焼き用ロース、と言う柔らかめのお肉
更にはステーキそのまま1枚・・・
もう何人前頼んだか覚えてないよ(笑)
肉と同時進行でホタテ&イカの魚介類シリーズ
ウィンナーにカニクロームコロッケに唐揚げ。
ご飯おかわりに石焼ビビンバ
チーズたっぷりのシーザーサラダ大盛り。
その後、締めのソフトクリームに杏仁豆腐。
フリードリンクだったので
アルコールは飲みませんがメロンソーダにカルピスソーダ、緑茶のジョッキ。
気がつけばあっという間の制限時間120分。
気が遠くなるくらい食べました(笑)
無事卒業できたことで、僕も何か安心したのかも知れません。
↑食欲とは関係ない気もする(笑)
最後に、とーちゃんからはこの曲を贈るよ。
時代遅れの歌かも知れんけど
僕は高校時代に、この曲に随分助けられ、勇気付けられました。
(お借りしました、ありがとうございます)
THE BLUE HEARTSで「人にやさしく」

卒業おめでとう~~~~っ

長い人生、これからも色々な困難があるだろうけどがんばれ~っ


