80~90年代JAPAN ② 「ZI:KILL」 | みつ光男的 だれだれ日記

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家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

少なからず、音楽と関わってきた経験のある方は
「聴く音楽」と「演る音楽」には微妙なズレがあるって事、ないですか?

僕の場合はメタルは大好きでよく聴くけど、
いざ、自分で曲を作り歌詞を書くと、めちゃめちゃポップだったりする、
というギャップに我ながら驚いた事があります。

好きな音楽のジャンルが多様にわたる場合、
こんなところから自分が内面で求めている音楽性が伺えたりするものなんですね。


と・・・そんな前置きはさておき(笑)

このバンドに関しては『聴く』もだけど
80年代後半から90年代初期、
自分がバンド活動していた頃のスタイルと言うか、アイデンティティ確立すさせる上で
多大なる影響を受けたバンドの一つ。

それは
ZI:KILL

僕の声がボーカルのTUSKに似ていると言われた事もあるし、
確かに何曲かコピーもしたし、ヴィジュアル的にもだけど、

「バンドの存在」からの影響は大きかった。

インディーズ時代の「真世界~REAL OF THE WORLD」を聴いた時は
今まで聴いた事のない世界・・・
当時「ポジティブパンク(ポジパン)」と呼ばれていたジャンルに近かったと思います。

インディーズ2作目の「CLOSE DANCE」でポジパンとロックが上手く融合された感じになり
すっかりハマってしまった。

メジャーデビューシングル「LONELY」のダークな世界は
今聴いても、ホンマ、カッコいいですわ。

(お借りしました、ありがとうございます)

TUSKの書く歌詞も結構重くて、考えさせられるものが多かった。

そう、毎日変化なく続く大学生活の中で(あんまり学校行ってなかったけどね)、
変化のない世界の空虚さに退屈を覚えて、喧騒から逃げ出したいと思う時に
彼らの歌は重く響きました。

個人的にはメジャーデビューアルバム「DESERT TOWN」が一番、かな?

(お借りしました、ありがとうございます)

「WHAT'S」「14U」「少年の詩」などなどコピーさせて頂きました。


ところで初代ドラマ―のyukihiroクン、
今はアルファベット「L」から始まる超有名某バンドのドラマーですね。

でも彼のようなマニアックなテクニシャンは(褒め言葉ですよ)
ZI:KILLとか、前に在籍してたDIE IN CRIESでタイコ叩いててほしい(笑)

ボーカルのTUSK、
いや、後期のCRAZEファンなら板谷祐、と言った方がいいかな?

CRAZEの頃は気の毒なくらい喉が悪いように感じたので、
やっぱり彼もZI:KILLのTUSK、ってイメージが強いなあ。

よくよく考えるとベースの成一クンも含めて、ドラムは哲ちゃんになったし
CARZEのメンバー、ほとんどおるやないかい(笑)
(すみません、勝手に一人で盛り上がってしまった・・・ここは分かる方だけ(笑)って事で)

ZI:KILLを始め、僕がバンド活動していく上で
とんでもなく影響を受けたバンドはまだまだいますよぉ(笑)

「聴く=演る」が一本の線で繋がってるバンド、ってのが
自分の求めているスタイルだったのかなあ、と今になって思うのですが

KATZEやSHADY DOLLSなんかのロックンロール系も好きな僕にとっては
どちらが自分の求める世界なのか、と言う葛藤で悩んだ事もありました。

ま、「好きなら何でもいいんですけど」ってのに気付くまで
時間がかかったなあ(笑)



陳腐な表現になってしまうので、あまり使いたくなのですが、
この頃の「音とヴィジュアル」が「V系バンド」の黎明期だったのかも知れないですね。