河童は日本全国で伝説や言い伝えがありますが、
その姿は千差万別。
どちらかと言えば「河童に属する妖怪」を総称して「河童」とひとくくりにされた、
と言うのが正しい解釈のようです。
分かりやすく言えば、柴犬も秋田犬も土佐犬も全て「犬」と呼ばれていた、
と言えば伝わりやすいでしょうか?
しかし、姿かたちが若干違えども
これだけ日本各地で共通した
妖怪の伝承があるという事は
「河童」そのものにとんでもないリアリティを感じます。

最も好きな「ひょうすべ」
一般的に想像される
「河童」のイメージからは程遠い風貌。
春と秋に山を行き来して
「ひょうひょう」と鳴くのが
名前の由来とも言われていますが、
来歴については諸説あるようです。
神社などの工事に際に人形を作って大願成就をして
その後「用済み」となった人形を川に捨てたため
妖怪になって害をなしたとも言われています。
妖怪伝説にはそのような「戒め」が多いようです。
世間に一般的に言われる「皿」もなくハゲ頭。
そして全身毛だらけの姿は、どことなくユーモラス。
陰陽座の曲にも「ひょうすべ」ありますね~、ライブで盛り上がること間違いなしの曲。
(映像お借りしました、ありがとうございます)
タテノリのイントロが流れると、会場はみんなが飛び跳ね
兄上の「みんなもつられて笑えや」で一段と盛り上がる。
サビでは「ひょう!ひょう!」の大合唱、猫さんのコミカルなアクション、と
1曲で何度も楽しめます。
例え、会場で隣りが知らない人でも一体感、味わえますよね。
でも、隣りが知ってる人や友達なら更に盛り上がりそう。
ライブでこの曲が始まると、あのコミカルな表情のひょうすべを思い浮かべて
思わず笑ってしまうのは僕だけでしょうか?
陰陽座もこの「ひょうすべ」や「河童をどり」など河童系の曲は、
明るく楽しいタイプが多いですね。
僕が昔住んでいた兵庫県養父市(当時は養父郡)、
子供の頃「これ以上、川の奥へ行くと「ぬし」が出るから行ってはいけない」
そんな事を、いい大人に真顔で言われた事がありました。
これも「河童伝説」の一つなのかも知れませんね。