何か妖怪? 5  「わいら」 | みつ光男的 だれだれ日記

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家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

「わいら」とは正体不明の妖怪。
で、ありながら雄と雌がいて色で区別がつくのだそうです(笑)

$みつ光男的 だれだれ日記-わいら山の奥深くに住んでいて
その正体を知るものはいないとの事ですが、
得てして妖怪というのは
このような正体不明の「何か」
を妖怪としてとらえる、
と言うかその意味不明な感覚を
妖怪として感じる、

そんな感性が昔は息づいていたのだと
しみじみ思わされます。

特に山の奥深くなどには
得体の知れない何かが潜んでいても
不思議ではない、そんな荘厳さが漂っている気がします。
田舎育ちだけに(笑)
(講談社 日本妖怪大全より写真抜粋・・・ありがとうございます)

ところで、我らが陰陽座の曲にも「わいら」ありますよね。
これは陰陽座そのものを正体不明の「わいら」に例えることにより

「外見」や「装飾」だけに囚われて物事の本質を見抜けないような
ケチな輩は陰陽座を愛する式神の中には一人も存在しないのだ、

と言わんばかりの
兄上の熱い思いが伝わってくるようです。

だからこそ・・・

外野の雑怨を捻り潰す程の
熱い魂に気づかぬ戯け者ども

目には見えぬものを信じられぬ程度の
欠痴な魂は 此処には無いのだ戯け


この言葉が熱く響きます。
妖怪ソングのようで、実は
陰陽座と式神の「鉄の絆」を感じさせる曲なのです。

ライブでも定番曲でありながら、アルバムにもベスト盤にも収録されていない、
シングルのc/w、と言うそんな不思議な曲ですが、
これも、
「シングルやヒット曲の中だけでなく、ふと気づかないところにもこんな凄い曲があるんだよ」
そう、我々式神が胸を張れる要素でもあるような気がします。

陰陽座 『わいら』

(映像お借りしました、ありがとうございます)

・・・今まで全くこの手のサウンドに縁のなかったブロ友さんが、
僕のブログをきっかけに、今やすっかり陰陽座のファンになってくれました。
元々妖怪好き、メタル好きならともかく、今まで聞いてきた音楽は全くの別ジャンル。
まさに「わいら」を地で行く出来事でした。

ブロ友さんの心を動かした、
陰陽座の音と言葉と魂の熱さに改めて驚く今日この頃です。