驚きが大きければ大きいほど喜びや感動が倍増するなら尚の事。
以前も書いたことがありますが「鳳翼天翔」は初めて聴いた陰陽座の曲。
なのでこの曲に対する思い入れは他のどの曲よりも大きく、
聴く度に何とも言えない感慨深い気持ちになれる数少ない曲です。
その分、個人的な思い入れが邪魔して(まあ、もちろんキーも合いませんが)
カラオケで歌う事などはありませんでした。
そんな小指の先ほどの「小さなこだわり」を根底から覆したのは、
ある一人の友達。
それは僕にとっては驚きであり、喜びであり、感動でした。
…こんなエピソードがありました。
現役でバンド活動をしているその友達は、
僕が陰陽座のファンである事は知っていたとは思うのですが、
まさかこの曲は知らないはず…
「ちょっと入れてみた」
「え?」
その瞬間、スピーカーから聴き慣れたあのイントロ…
(映像お借りしました、ありがとうございました)
おそらくほとんど聴いたことがなかったであろうこの曲を
完璧なまでに歌いあげてくれました。
この難曲を歌いきった友達は澄ました顔でこう言ったのです。
「一回だけ聴いたことがあるんよね」
僕がジャイアンなら、まるでのび太くんに言うように
「お~、心の友よ~」と言いながら号泣していたかもしれません(笑)
ただ、僕はみつ光男なので、軽く頭をポンポンと叩いて、
「すごいやん」
お礼の代わりにそう一言だけ言うのが精一杯でした。
こんなサプライズなら大歓迎

何度でも経験したいものです。
2010年松山での「続・生き」ではアンコール1曲目でした。
さあ、12/5
僕の大好きな、生まれ故郷「大阪」では
何度目の「鳳翼天翔」が聴けるのでしょうか?
陰陽座は僕にとっては「やった出逢えたね」的なニュアンスのバンド。
そんな出会い、経験できるって幸せな事なんだなあ。
今年の僕は幸せ者です。