重金属の世界・洋 そのROCK(6)  「HELLOWEEN」 ② | みつ光男的 だれだれ日記

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家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

確かもう2ヶ月以上前かな~、このコーナーで
HELLOWEEN特集を3回に分けてUPするって
意気揚々と書いてたのは(笑)
一時、ブログを休止していた事もあり、ようやく本日復活のこのコーナー!

前回は初代ボーカル&ギターのカイ・ハンセンがギターに専念するために
新たなボーカリストマイケル・キスクが加入した所まででしたが。
このマイケル・キスク、とんでもないボーカリストでした。

正にHELLOWEEN時代の幕開けを告げるかのように発表された
「守護神伝」シリーズ「KEEPER OF THE SEVEN KEYS Ⅰ&Ⅱ」
今でもかなりの頻度で聴くくらいの惚れ込みよう(笑)
当時、僕は高校生で財布の中身がいつも心配だったにもかかわらず、
アルバム、シングルはすべて購入、
1987年には遂に初の洋楽アーティストのライブとしてHELLOWEENのライブに参戦!
しかも、学校は休めないので親には「勉強合宿がある」と言い、
学校には県外で葬式と、かなり無茶苦茶な手段を使い…
今思うとよくバレなかったもんだ(笑)

-さて、肝心の音楽の方ですが…
とにかくマイケルのボーカルはヘビーメタル特有の高音、
そして伸びがありその実力は、当時実力派ボーカリストと言われていた
QUEENSRYCHEのジェフ・テイトに匹敵するとの正に太鼓判。
確かにカイのボーカルでは少々頼りなかった名曲「STARLIGHT」を完璧に歌いこなし
更にはこれまた名曲「VICTIM OF FATE」も素晴らしい出来になりました。

この2曲はシングルのc/wとして発表されましたが
当時のHELLOWEENの曲は捨て曲なし、
シングルのc/wでさえ、全て聴きたいと思わせるくらいでした。
ダウンこちらが「STARLIGHT」

(音源お借りしました、ありがとうございます)
ここで、カイのバージョンと聞き比べましょう、と言う酷な事はさすがにできないので
ここはマイケルのバージョンのみを紹介します(笑)

この2枚のアルバムでトータル3曲で30分から成る
「HALLOWEEN」「FOLLOW THE SIGN」「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」はまさに圧巻!
また、キャッチーでコミカルな曲調も人気の一つで、
個人的には「RISE OR FALL」「FURURE WORLD」なども好きな曲です。

また、マイケルと言う「歌えるボーカル」が加入した事により
「A TALE THAT WASN'T RIGHT」「WE GOT THE RIGHT」と言った
ミディアム・バラード系の歌もアルバムに名を連ねることになり、
バンドとしての幅が広がってきました。

このまま、このまま、HELLOWEENはジャーマンメタルの王として
突き進んでくれるのだと信じてやまなかったのですが…
「守護神伝」シリーズの後、発表されたアルバムは
何故か全く僕の琴線には響かなかったのです。
「PINK BUBBLES GO APE」は本当、聴かなかったアルバムです(笑)
確かにダウン「NUMBER ONE」などの新境地的な曲は個人的に好きでしたが…

…何かが違うのです。

ACCEPTを例に出してみましょう。
「RESTLESS AND WILD」でファンになった人が
素直に「METAL HEART」を絶賛できるでしょうか?
僕にとって「PINK BUBBLES GO APE」は正にそんなアルバムでした。

この後、更にホーンなどを導入した大問題作「CHAMELEON」を最後に
マイケルはバンドを去ります。

やはりHELLOWEENと言えば「I'M ALIVE」などに代表される、疾走感溢れる
スピーディ且つメロディアスな楽曲。


僕自身の中でもHELLOWENNは「過去のバンド」になりつつあった時、
何と世紀のメンバーチェンジが!
マイケルに代わり新たにボーカリストとして迎え入れられたその男の名は…

何と同じジャーマンメタルバンドPINK CREAM 69のアンディ・デリス
新ボーカリストとして加入したのです・
カイ・ハンセンのワイルドな部分と、マイケル・キスクの流麗な部分を共に兼ね備えた
アンディに期待せずにはいられませんでした。

そしてHELLOWEENは再びジャーマンメタルの王として復活したのでしょうか?
PartⅢへ続く…