【対象療法】


昨日はタオヨガのイベントに参加してきました。


京都の任和寺の近くにあるイベント会場は、なんと、中村天風氏がプロデュースした庭園のある立派な屋敷でした。









僕は昔から中村天風氏を尊敬していました。

中村天風氏の自叙伝を読んで感銘を受けたのです。


中村天風氏は、昔の日本では不治の病だった結核にかかり、病気を治すためにアメリカに渡りました。

しかし、アメリカの医療でも治すことはできなくて、諦めていた所に、インドのカリアッパ師匠の噂をきき、すぐに会いに行きました。


そして、そこで修行をするのですが、何ヶ月経っても病気が改善されずに逆ギレしたといいます。


「気分はいかがかな?」


毎朝、瞑想している中村天風氏に尋ねました。


「まだ、体調が悪いです」


「そうか、なら精進しなさい」


このやり取りを毎日、何ヶ月も続けたときに


「毎日修行しても全然改善しないじゃないか」


と逆ギレしたのです。

すると、師匠はさらに強い口調で


「わしは毎日、お前に気分を尋ねとる、しかし、お前は体調が悪いと応える。気分と体調は関係あるのか?」


そう一喝されたとき、中村天風氏は初めて聞く耳を持ったのでした。

気分は体調次第だと思っていた中村天風氏は、体調と気分は関係ない事を知り、毎日体調は悪いが、気分を良くするための修行をしたのです。


そしてついに、体調が悪いままでも幸せな気分になることごできたのです。

体調は相変わらず悪いままですが、幸せな気分で毎日過ごしていると、なんと奇跡が起こり、不治の病も完治してしまったのです。


これを経験した中村天風氏は、日本に帰り修行で学んだ事を経営哲学にして日本に広めたのです。


その門下生の一人が、松下幸之助氏なのです。


「身体は病んでも心は病まない」


人は身体が病んでしまうと心も病んでしまいます。それは、気分は体調しだいになっているからです。

心が病んでしまうというのは、つまり病気に対して気が滅入ってしまい、気が沈んでしまうのです。


気が沈むとどうなるのか?

それは、免疫力が低下してしまうのです。


逆に気分が良くなると免疫力が上がります。

すると、人の身体は勝手に病を治癒する方向へと進むのです。


しかし、身体がキツイのに気分を良くすることはなかなかできるものではありません。

それを修行してできるようになったのが中村天風氏なのです。


そんな凄い先生がプロデュースした庭園は、自然のエネルギーが溢れていました。

そこで、タオヨガを教えてもらい、そしてあるスーパードクターのお話会があり、凄い話を聞きました。


医学会の裏の話や現実社会で、実害のある医療方針などです。

あまりにもヤバい話はここでは書きませんが、一般的に知られている話の明確な話をします。


それは、今の医学は対症療法だというお話です。つまり、病院は病気を治すまめに処置しているのではなく、症状を抑えるためだけに処置しているという話です。

これは、どこでも聞く話ですよね。


僕もそんな話は昔から聞いていたのですが、だから病気がなかなか治らないという意味だと思っていました。

しかし、実はそんな生ぬるい話ではなく、事態はもっと深刻か話だったのです。


病気が治りにくいだけなら、何ともありませんが、症状を抑えることで更に重病化し、別の病気も作ってしまうのです。

それを医学的に分かりやすく説明してくれました。


むかし、僕が師事しているたんぽぽおじさんは、医大に受かった後に、医者は薬の売り子だと気づいて、医者になるのをやめた話をしていました。


昨日の話でそれを確信しました。

医学会は、病人を使って商売をしているだけなのです。


でもそれは、陰謀論とかではなく、ただの事実です。ですから、その事実を踏まえたうえで、自分たちはどう生きるのか、自己責任で選んでくださいね。


さて、今日のお題は

「対象療法」

です。


医学会の対症療法ではなく、スピ業界の話です。

スピ業界は、根本的に解決するのではなく、その現象に対しての対処しかしないという話です。


例えば、人間関係で悩んでいる人がセッションを受けにくると、それに対する対処としてのアドバイスをしますが、なぜその問題が起こったのか、根本的な解決をするセラピストはなかなかいません。


また、受ける側も根本的に解決したいと思っているわけではなく、今の苦しみから逃れたいだけです。


ですからその時の現象に対処する「対象療法」にすぎないのです。


昨日のドクターの話では、病気になった猫は一切エサを食べずに水だけを飲んでじっとしているらしいです。

すると、身体の免疫が働いて病気を癒すのです。


人間も、食事を取らずに水だけで過ごせば身体が勝手に癒すと仰ってました。


食事をすると、消化することに力を奪われて治癒力が低下するのです。


僕は人生もそうだと思っています。

今の現象が苦しいと、その現象を何とか改善して楽になろうと人は考えます。


しかし、人生は身体と同じで良くなる方向にしか向かわないのです。

今が苦しいのなら、それを改善しようとせずにじっとしていれば、勝手に良い方向へと向かうのです。


僕の5次元セミナーや5次元セッションでは、その事を伝えています。


問題や悩みを解決しようとすると、問題を解決する世界に移行します。


問題を解決する世界では、問題が起こる必要があるので、次々に問題が押し寄せてくるのです。


人生の問題は、病気と同じです。


何もしないでじっとしていると、必ず回復に向かうのです。


そんな事を思いながらお話会を聞いていました。





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