5月26日(土)、父不見山(ててみえずやま)に登った。
どこの山系に属するか不明だが、小鹿野町の奥地にあり、今回山行の同じ稜線には二子山や両神山がつながり、北は西と東の御荷鉾山が近い。
秩父山系には平将門伝説がそこかしこにあって父不見山の山名の由来でもある。
千年も前の言い伝えが残る歴史の深さに味わいを感じる。
群馬県側にも別の由来があるところがおもしろいよね。
知る人ぞ知る山と言う印象で、5月の快晴でも誰ともすれ違いもしなかった。
まあ、実際に特筆するような眺望も山道でもない地味な山行であることは否定しない。
近くて手軽にアプローチできる杉の峠がメインで、案内も多いが、今回はマイナーな土坂峠からのアプローチだ。
土坂峠は土坂トンネルの上にあって距離はわずか百数メートルだが、案内はなく、ピンクも、ピンクじゃないテープもあり、それが山道以外にもあって迷うこと必至の状況。
埼玉県側の山道はもう廃道状態で踏み跡は感じる程度。
#上の写真の中央から山道に入る
とにかく土坂峠に上がり尾根を外さなければ迷う要素はない。
反対方向の塚山まで行く予定でもいたが、久しぶりの山行で足に違和感を覚え途中で撤退した。
アップダウンが大きく思う以上に足腰を使うので体力勝負でもある。
寂しくなるほどの静かな山行を望むなら打ってつけの山かも。