11月19日(土)、笠取山(1,953m)、唐松尾山(2,109m)、西御殿岩(2,075m)の稜線を歩いた。

奥秩父主脈と呼ばれる一部で、自分は、日を分けているが、飛龍山(大洞山)から雁坂峠までの稜線をつなぐことができた。

 

 

 

いずれは、飛龍山から雲取山までと、雁坂峠から甲武信ケ岳までをつなげたい。

さらには甲武信ケ岳から金峰山や瑞牆山、甲武信ケ岳から三国山までなど秩父山塊の稜線を踏破できればと目的を膨らませている。

が、歳のせいもあり、新型コロナウイルスでなまった足には、長距離は膝や筋肉に負担が大きいが、久しぶりに山に入る目的を作ることができて嬉しくもある。おねがい

 

 

 

作場平登山口から笠取山までは沢沿いを、緩やかに高度を稼ぐとても気持ちの良いハイキングだ。

笠取山までの直登120mは防火帯となっており、上下明け透けな斜度40度はあろうかと思われる斜面を行く。

それさえこなせば、達成感とともに与えられる眺望は特筆すべきものだ。びっくりマーク

笠取山までのコースは、初心者が山を楽しめる適した時間と難度なので、お勧めしたい。

 

もう少し奥まで行くと三角点があり、そこが本当の頂上なんだけどね。てへぺろ

簡単な岩場なので体験としても良いかもしれないが、木に囲われて眺望はあまりない。

多くの登山者は登った斜面を降りず、その頂上を経由して水干を回って戻るようだ。

 

唐松尾山までの稜線は笹原が多く眺望に優れ気持ち良い。

春や夏の盛りは破漕ぎになるかもしれないくらいに笹が旺盛なところも多い。

いくつか名もないピークがあり、巻いたりするが、そのピークの近くは岩場がある。

笠取山から距離もあるので、それなりに覚悟して臨む必要はあるだろう。

 

 

 

唐松尾山は三角点はあるが地味な頂上だ。

どの登山口からも遠く訪れる者が少ない、飛龍山と同じく、静かな山頂だ。

秩父山塊稜線の味わい深さを知る山頂の一つかもしれない。ウインク

 

 

 

唐松尾山から近い(といっても1kmくらい)西御殿岩と呼ばれるピークがある。

ここからは360度のパノラマがある。びっくりマーク

 

頂上まではバリエーションルートとなっており、整備は行き届いていない。

頂上手前は鎖がない高度感のある岩場で慣れていないと難しいかもしれない。

唐松尾山まで来るような登山者なら中級程度かと思うので、問題はないだろう。

 

その360℃写真をアップしてみた。ニヤリ

#スマホの写真は便利にできているねぇ

 

 

甲武信ケ岳は唐松尾山で隠されて見えないのが残念ではあるが、飛龍山や雲取山まで、大菩薩と富士山はもちろんのこと、この日は南・北アルプスまで望め、北は浅間山もクッキリと見えた。

秩父山塊の隠れた名峰、和名倉山(白石山)とそれまでに続く稜線が美しい。

 

 

戻りは、東京都水道局の管理道の水平移動だけだ。。。と高を括っているなら、トンでもない。えーん

 

まずは、管理道までの登山道は崩壊地近くが不鮮明で何度か道を間違えて崩壊地を降りられない場所に出ることになった。

違いはわずかな標高差なので地図読みでは判断できない箇所があった。

踏み跡があり整備されているので、戻れば正しい道が見つかるが、気をつけたい。

 

で、管理道はというと、背丈以上の笹が狩り払いされており破漕ぎにならずに済んだ。

が、ほとんどの沢で道がなくなっており、仮で付け替えられた木橋や道だ。

砂岩の崩壊地は踏むと谷側に流れて滑るので気を使う。

ほとんどで道が谷側に傾いていて斜めになって歩くことになる。

これが中島川登山道の合流まで5km、2時間続いた。。。破漕ぎが含まれたらと考えるとゲンナリするかも。。。滝汗

 

それでも登らない道はありがたいので笠取小屋まで行きたかったが、なんと二ホンジカ捕獲作業実施中とのことで、登らされることになった。

間違っても狩られたくないしね。びっくり

 

 

山行記録