じいちゃんのハナシ。
あ。
昨日じいちゃんの誕生日だったんだ。
うちの亡き祖父、
棟次郎(ムネジロウ)

89?確かそれぐらいで旅立って、もし生きてたら多分98歳?99歳?ぐらい。
私の中で、じいちゃんっていったらムネジロウしか浮かばない
父方のじいちゃんは私が生まれる相当前に他界してるから。
ちなみに、ばあちゃんもそれぞれ早くに他界してるから、私にとって祖父母っていったらムネジロウしか出てこない
このムネジロウがまた、いい味出してるジジイだった…
じいちゃんが一歩間違ったら、きっと私生まれてなかったかもよ
じいちゃん&ばあちゃんは見合いで結婚したんだけど、ばあちゃんの家での見合いだったんだって。
で、ムネジロウは距離のあるバアちゃんちまでチャリで行っちゃって、着いて早々、出された茶を一気に飲み干したんだって。
したらバアちゃんの親(私の、ひい祖父さん)が、
『ムネジロウさん
そうですかそうですか
』
そうですかそうですか
』 っていって…。
……なにやら、ばあちゃんちのほうでは、見合いの場で、出された茶を飲み干したら覚悟を決めたという合図?…みたいなワケわかんないのがあったらしく
じいちゃん、そんなの知らずに喉かわいて一気に飲み干しちまったら、
そんな一気飲み=結婚する気満々。
という流れになり、
当人同士ろくにハナシもしてないのに、結婚決まって帰ってきたんだって
だから、
じいちゃんが茶を飲み干さなかったら、私の母も生まれてないかも、で私も生まれてないかも。
あ。うちの母は婿取りだったから、ムネジロウは母の実父で同居してたんだけどね。
私の姉&兄の幼少時代は、まだじいちゃんも元気で相変わらずチャリとか乗り回してたらしいが。
末っコの私が生まれた頃には、腰の曲がった、ホントじいちゃんっていう姿。
それでも久々の赤子(私)のために、おんぶ紐で背負って散歩を試みたらしい。
が、近所の人が母を呼びにきて。
『ムネジロウさんが道端で倒れてるよ!!みっちゃんが泣いてる!!』
…っつって、慌てて母が行ったら、
あまりに重い赤子(私)に耐え切れなくなったムネジロウが転がっちまったんだって
おいおい。よく私も無事だったな。
若かりし頃に、墓場で火の玉見たっていうんで、だから長生きできるって自分でよく言ってたらしいが。
老衰というカタチで、いいお顔で旅立っていったわ。
あーあたし、
じいちゃん大好きだったなー。
もう、あたしの中ではヨボヨボで何言ってっかわからない姿だけど…
『びっぢゃーん(みっちゃん)』って言ってたな(笑)
緑のジャージ(三本ラインの)に白い上履き履いて。
耳毛と鼻毛が、
とてつもなく、
尋常でないほど長かったな。。。
あー。
じいちゃん会いたいよー。あたしママになったんだよ。
夢の中によく出てくるんだ。
死んだ父親はほとんど出てこないのに、じいちゃんがよく出てくるんだ。
じいちゃんが緑ジャージで、ベビーカーならぬ老人カー?を押して散歩してんの。
私が、やっと乗れるようになったチャリをこいで、『じいちゃーん!』て呼びに行くんだ。
間違いなく現実にあった、いつかの光景。