こんばんは~
姫えびすです。
絶賛アレルギー症状がMAXで出ており、声もかすれちゃってます
この季節、なかなか辛いです。。。
先週のはなしになりますが
アクアライフ4月号、絶賛発売中!!
当店の店舗ストックももう少しございます。
えびちゃん特集が組まれるのは、かれこれ3年ぶりです
シュリンプ記事が約40ページほどのボリュームです(1冊の約1/3はシュリンプ記事!!)
最新のエビちゃん己→エクリプス、サムライブルー、ゴールド系のエビちゃん
の情報が色々載ってますので、楽しめる1冊ですよ!!
雑誌のお知らせはこの辺にして本題へ
今日は当店のオリジナル品種:エクリプスシュリンプ(ECLIPSE Shrimp)について
最新情報をお届けしたいと思います
リリース開始からまだ1年3か月程度しか経過していない為、
当方の手探りに状態でブリードしておりますが、
量産体制に入って1年以上経過し、分かってきたこともありますので
情報展開したいと思います。
まず繁殖可能な水質に関して。
これは”知っている”と”知らない”では繁殖させるまでに大きなハンデとなってしまいます。
エクリプスのルーツはギャラクシータイガー、さらに踏み込んで言えば、当店オリジナル品種”Blackwing TypeⅡ”
となります。
ナナシー柄のギャラクシー個体を想像いただけましたらと思います。
これがルーツなので、エクリプス好む環境は弱酸性(PH:6.0近辺)という予測のもと
当方ブリード開始しました。
2023年の1年間のブリード実績は、
当方エクリプスに保有数は
2023年初め:20匹程度
2023年末:500~600匹程度
まで持っていくことができましたので
飼育環境(PH)の狙い値は6.0近辺で問題なし、と現在感じております。
年間600匹しか殖やせないのか、もっといけるだろ、とお思い方は上記以外の方法を実践いただき
年間2~3000匹の作出を狙ってください!!
続いて、ソイルの栄養分溶出の量
当方の実践では養分溶出は過剰なものより、マイルドなものが適している。
栄養分がガンガン出るソイルで当初飼育してましたが、殖えていく感じはかなりイマイチでした。。。
栄養分溶出がマイルドなソイル(当方使用ソイルはレイザーソイル)に切り替えた後
繁殖率が劇的に改善しましたので、養分溶出はマイルドなものが良いと思います。
ちなみにレイザーソイルは
当方WEBショップにて好評発売中です
稚エビのサイズは
レッドビーのものに比べると小さいです。
上の写真は産まれて1か月程度で5~8mmといった感じです。
産まれたてはケシ粒の如くほんとに小さく、うっかり見逃しそうになります
このような状況の為、水槽内のバクテリアと微生物の環境はしっかり構築できてないと
稚エビの生存率に大きく影響が出ると思います。
対策方法は
抱卵個体が確認できた時点で微生物環境を充実させる対策を開始する。
当方ではバクターウェポンの添加量アップ
これを添加することでエビの餌にもなりますが、残ったものがソイル内に沈み
微生物を活性化→結果的に水槽内の微生物絶対量がアップします。
抱卵個体が出たタイミングで対策開始し稚エビが出てくる1か月後に備える、という算段です
もう一つ大事なのがバクテリア添加
飼育水の状態を万全な体制とするために2日に1回程度の添加で運用します。
当方使用のバクテリアはブラックマテリア
TDSは150程度での飼育でブリード
当方使用のミネラル添加剤はミネラルブースト
エクリプスは金目のシュリンプですので
ブラックダイヤやレッドサンダーの飼育環境に準じるのでは?と問い合わせを受ける事がありますが
それに合わせる必要はありません。←エクリプスはギャラクシータイガーのほうが親戚関係ですので
PHは中性狙いではありません。TDSも200以上の高めを狙う必要もありません。
更にお助けアイテムとして飼育水の抗菌作用を持たせる意味合いでブラックウォータを少々添加しています。
当店の物はスプレータイプを選択しておりますので、添加量管理に便利です。
パッケージにも記載していますが、成分はほぼほぼcatappaエキスであれこれ添加剤を入れていない
素朴な商品ですが、シュリンプ飼育においては逆にこちらの方が良いと思っています
上記に挙げた商品、ほぼ当店の自社商品になってしまっておりますが、
僕がこれまでシュリンプ飼育していく中で、シュリンプの飼育を改善する目的で作り上げた商品ばかりです。
結果的に上記商材を使ったから繁殖数アップしたので採用した、という流れです。
必ず上記アイテムをチョイスしなければならないわけではありませんが、
ブリードに行き詰まった、アレッと思うことがある場合は上記アイテムをお調べくださいませ
ここからは抱卵個体について
当方の感覚では、抱卵個体は強い光が苦手な可能性があります。
照明をガンガンにあてる環境では脱卵しておりました。。。
対策として間接的に照明をカットする。
→一番簡単なのは黒いプラダンを用意し、水槽の1/3程度遮光する
またモス等の隠れ家を少し多めにする
といった簡単な対策で抱卵個体に優しい環境を準備しましょう!!
まだ公開できていませんが、エクリプスに縦ラインを入れる作業で
ある程度成果が出ています。(近日中に公開できればいいなと思案中)
上記理由からエクリプスは今後発展していくシュリンプになります。
現状の表現でピリオドが打たれるわけではありません
ストーリー性を帯びたシュリンプですので今後数年に渡りバージョンアップしていきます。
親個体とチビの水槽はこんな感じ
購入者様もどんどん増えていき購入者リストも
かなり増えてきております
最後にイベントの予告になります。
今回で3回目のエクリプスイベント
”エクリプス セカンドハザード”
今週水曜より開始しますので皆様よろしくお願いいたします。
エクリプスは日本発祥の純国産のシュリンプになります。(正真正銘のMade in Japan!!)
ハイポテンシャルを持ち合わせたシュリンプ、2024年の今、始動しませんか