今の将棋のプロ棋士では藤井先生が有名ですが、私の頃は谷川浩司先生でした。
みんな小学生の頃から、将棋が強くて有名でした。
年齢制限があるので、子供の頃から奨励会に入らないとプロにはなかなかなれません。そうなると、関東、関西の将棋本部から離れた地域の人は、将棋が強くても、金銭的にも大変なのでおいそれとプロを目指せないんです。一人で親元を離れて下宿して将棋の修行をするのですが、中学生でそこまで思い切れる子や親はなかなかいないと思います。釜石ですから、津波の被害も受けていたようです。そういう事で、プロ棋士を諦めている子は少なくないと思います。
特に、岩手県。
プロ棋士は一人も出ていません。
今度の棋士編入試験は、岩手県釜石市出身の小山怜央さんです。
奨励会に所属してない人の編入試験は、花村元司先生以来ということで、この編入試験制度が出来てからは初めての事です。
地元では、岩手県初のプロ棋士という事でかなり期待されています。
奨励会三段リーグ編入試験では、2勝3敗で惜しくも編入できませんでした。今度も、奨励会に参加せずにプロになるなんて甘い、と全力で対戦してくると思いますが、それに負けずに自分の夢を実現させて欲しいと思います。それに打ち勝ってこそ、プロなんでしょう。
自分の夢を実現させることは、そう簡単ではないでしょう。ただ、小山さんがプロになれば、同じように年齢やお金でプロ棋士を諦めた人にも希望が出てくると思います。
ですから、ぜひともプロになって欲しいと思います。
まあ、人の事より自分の事ですかね。
希望はあっても、まだまだスタートラインにも立ててません。そういう人も多いでしょう。
HOUNDDOG
AMBITIOUS より