戦前の道徳の話では、ありません。
 
 トルコの砂浜に漂着したシリア難民の幼児の遺体の写真が、各国に衝撃を与えています。
この映像を見て、イギリスのキャメロン首相は、シリア人難民数千人を新たに受け入れる方針を明らかにしました。

 戦前、中国が貧しかったとき、アメリカ人の宣教師は、こぞって中国に渡りました。宣教師は可哀想な中国人を救おうと、学校や病院を作るなど慈善事業に尽くしました。
 その当時のアメリカでは、KKKが、黒人や有色人種の差別を行い、真昼間から灯油をかけて火あぶりにしたり、暴行などしていたそうです。遠くの中国人は、可哀そうでも、自国の火あぶりになっている黒人は、可哀そうではないようです。

 日本の記事も、見てください。
前回も書きましたが、毎年3万人の自殺者(実際は、11万人?)。 
 沖縄戦の一般人の死者が、9万4千人ですので、毎年、日本では、沖縄戦ぐらいの人が、自殺や変死しているのです。少なくとも、福井県の小浜市の人口と同じくらいの人が毎年自殺している国です。毎年ですよ。

事件としては、

 埼玉県川口市で祖父母を殺害して現金を奪った当時17歳の少年の控訴審判決。母親が育児放棄し、公園での生活を強いられるなど、少年の壮絶な生い立ち。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2578855.html

 松谷被告は平成24年から家賃を滞納。裁判所が滞納で建物明け渡しの強制執行をする日だった昨年9月24日朝、娘の可純さんの首をひもで絞めて殺害。

http://www.sankei.com/affairs/news/150612/afr1506120043-n1.html

 日本では、こういったことが、起きているのです。遠い国の少年の死は、可哀想。日本の場合は、親が悪い、自己責任で終わりです。どちらも、子供には、どうにもするすべはないのは同じかと思いますが。
 特に、国内の事です。シリアの内戦を止めるとか、ISをどうにかするような、個人では何ともできない難しい事ではないと思います。まわりが通報するとか、施設を紹介するとかすれば、殺人までは起きなかったと思います。これは、たぶん氷山の一角で、同じようなことがまだまだあるのではないでしょうか?
 岩手の中学生の自殺も周りが何らかの手を打てたでしょう。同じ中学では、いじめで不登校の子がいたわけで、無理に学校に行かなくていいよと言ってやる人はいなかったんでしょうか?親も無念だとは思いますが、死んでからやれ裁判だ、警察に告訴だと言うのはどうなんだろうなと思ってしまいます。起こった以上は、徹底的にやって今後の対策にして欲しいとは思いますが。
 
 では、自分は、どうすればいいんでしょうか?
政治家になる。ジャーナリストになる。若い人は、いいでしょう。高齢者で、そんな現実ばなれを考える必要はないと思います。身の丈にあった事を、すべきだと思っています。

 修身斉家治国平天下。「礼記」大学より、天下を治めるには、まず自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ、次に国家を治め、そして天下を平和にすべきである。ということです。

 まずは、自分の身を正しくする事。政治が悪い、経済が悪いと嘆いていないで、まともな仕事につき、下流老人に甘んじていないで、脱出することなんですかね。そのためにも、自分のスキルを上げていく。これが、私の亡くなった人たちへの供養だと思って。今日から公害防止管理者試験に励みます。最低、科目別合格を、たくさん取りたいです。
 あと、4週間後です。仕事と求職もあって大変ですが、供養ですから。亡くなった人たちのぶんまで。

すみからすみ這いつくばり 強く生きなきゃと思うんだ

作った人は、もう死んじゃったんで、説得力ないけど。
作品を作るのも、大変な仕事なんでしょうね。 
 秋元先生は、若い女の子に囲まれて、ニコニコしてますが。