三ツ目山ひなたぼっこのお庭には、本棚があります。
「きんじょの本棚」の活動に参加しており、どこでも借りれてどこでも返せる素敵な取り組みです。

そんなわけで、我が家にたくさんある本をその時々に選んで 本棚に並べています。


地域の中の居場所のひとつになるといいな。

そのきっかけに本棚。

お庭に置いてあるイス。

本を選んで、本を読んで。

お庭にあるおままごと。

そこでくつろいでゆっくりしていく親子さん。

そんなふうに居場所のひとつになればいい。

そんな想いでいます。


だけど、本を並べているうちに、あの人にこの本が届くといいなーなんて想ったり、憧れの人が読んでいる本を読んでみたくなったり。

私が本の魅力に取り憑かれてしまったんです。



この本を知っているだろうか。

天のシーソー 安東みきえ著

子どもの世界のちょっとした出来事をお話しにした短編集。

これを読んだら思い出したのです。


小学生のころ。

友達とピンポンダッシュをしてドキドキしたこと。

ぷーぷー鳴らしてやってくる 豆腐屋さんにいたずらしたこと。

少し遠いお友達の家に行こうとしたら、突然知らない世界に来たみたいに不安になって、怖かったこと。そして、帰り道がわかって、家が見えた時に安堵した気持ち。

何かの集まりに行く途中に 魔女が住んでいる家を必ず通らなくてはいけなくて、恐る恐る通った小道。

なんか、いろいろ 思い出しました。


今となっては、とてもちっぽけな出来事に思えるんだけど、あの頃は一生懸命だった。

ドキドキしてわくわくして泣いたり悔しかったり。

毎日いろいろな想いを感じながら遊んでた。


嫌なことがあった時、お母さんが味方のように話を聞いてくれてたのに、いつの間にやら 「だから言ったでしょ。お母さんがいつも言ってるじゃない」

と言われてうんざりしたことも。あった。


遊び場で子どもたちを見ていると伝わってくる。

友達とうまくいかなくて もやもやしてる子。

喧嘩しちゃって、自分が悪いってわかってるのに「ごめん」が言えない気持ちも。

あるよね。わかるよ。

そんな時、簡単に適当なことを言うような人にはなりたくないな。


そんなふうに、思い出す事ができます。

そんなわけで、児童書は、大人にもおすすめです^ ^


たった今、本を借りて行ったお母さん達。

子どものために読み聞かせ用の児童書を選んでました。きっとね、お母さんにとっても良い時間になると思いますよ。


感想聞かせてくださいね。