みつまめの現実も不思議もユニークでシンプルにいこう

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あれからいつも、心の中の奥深いところに春ちゃんはいました。
龍の春ちゃんの背中に乗って大冒険を楽しみました。

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                 『大好きな銀杏の樹は私を守ってくれました』






こんにちは、みつまめです。


今日はある不思議な経験をしたお話です。


あ、怖くないのでご安心ください(*^▽^*)





銀杏


7年くらい前のお話しです。


その時に住んでいたお家の


すぐ近くに大きな公園がありました。


自然をたくさん残したままで


元からあったような樹もたくさん残ってて


深呼吸するためのとっておきの公園でした。



毎日、毎日


朝と夜は犬を連れてお散歩に行っていました。



ある日、3本並んだ銀杏の樹に目がふと止まりました。


3本ともまだ若い樹で、幹は直径15センチほどだったと思います。



そして、その3本の一番右端の銀杏に


一瞬でくぎ付けになりました。


そっと触れると、なんともまろやかに優しくて


暖かく懐かしい気持ちになりました。



「こんにちは、私の友達。


いつもここにいて、見守ってくれて


自分のできることに取り組んでくれてありがとう!」



そっとつぶやいて、私は両手で幹を包み額をつけました。


しばらくすると頭の中はクリアになり


膝の下のくぼんだ所からしびれたような感覚が抜けていきました。



植物は二酸化炭素を酸素に変えてくれるように


ネガティブさをポジティブに変えてくれます。


それを難なく受け止めてくれるのです。



愚痴やネガティブなことを言う特は樹に話せば良いらしいです。


樹はそれを返還することで栄養になると聞きました。



それから毎日、犬と散歩に行って目につくと


声をかけたり、心の中で話しかけたり触れたりしていました。



フラワーエッセンスを振りかけたり


どこか旅に出かけた時に拾った


どんぐりや石や葉っぱや自然の物を


時々、根元にプレゼントしました。


これはアース ウェービングというそうです。



プレゼントは自然の物をあげてください。


何もなければ自分の髪の毛一本でも良いらしいです。



そんな感じでその銀杏の樹と


とても親しく仲良くなっったような気持ちを


私は勝手に持っていました。




ある夜のこと


犬の散歩がいつもより遅い時間になりました。


夜の11時を過ぎていたでしょうか。



夜12時を過ぎると原っぱを照らすライトが


消えるので急いで公園に行きました。



いつものように原っぱの横にたたずんでいる


銀杏の樹に会いに行こうとして


ずんずん樹に向かって行きました。


犬もその樹に寄って行くのは


日課のようになっていたので少し前を走って行きました。




その時です!!


『アッ!!」と息を飲みました!


いつもあるはずの場所に


大好きな銀杏の樹がまるままないのです!


忽然と消えたようにその空間だけ


ぽっかりと空いているのです。



その瞬間、私はぞおっとしました。


ピタッと立ち止まりました。



背中が非常事態を叫んでるように


ぞわぞわして怖くなって


銀杏の樹に向かっている犬を


大声を出して慌てて呼び戻しました。



犬が私に向かって走って戻り、抱き上げたのと同時に!


いつもある銀杏の樹の奥横に


1メートルほど積み上げられたブロック塀の向こうから


そこに隠れていた大柄な中年の男性が


突然、「わーーー!」と大声を出しながら飛び出てきました!



1メートルちょっとはある、折れた枯れ木を振り回して


何か聞き取れないような声を出しています!



私も普段からはあり得ない猛ダッシュで


犬と一緒に遠くへ走り逃げました。



そして幸いなことに


その男性は私の走る方向と違う方へ歩き出し


追いかけては来ませんでした。


長くて何本も枝と枯れ葉が付いたままの


枯れ枝を振り回しながら


大きな声で何か言って


すたすたと歩き去って行ったのです。



思いもしない真夜中の出来事に


心臓がバクバクの私は


もうそのまま小走りですぐにお家に帰りました。



お家に着いて犬をギュッと抱きしめて


へなへなと座り込みました。



やっと恐怖心が込み上げてきて


しばらく動けませんでした。



その時は母と暮らしていたのですが


あまりにもびっくりして


その話をすることもできず、時間は過ぎていきました。


(今でも不思議な話過ぎて話せていませんがwww)



あーーー今、思い出してもゾッとします。


あの時に、銀杏の樹がいつも通りの姿をして


立っていたら、間違いなく至近距離で


中年男性と鉢合わせていました。



どんな展開になっていたかはわかりませんが


もっと嫌な思いはしていたような気がします。




次の日の朝に公園に散歩に行くと


今まで通りの場所に


今まで通りの姿で


銀杏の樹はサワサワと葉をゆらしながら立っていました。




何がどうなってあの時に


銀杏の樹が見えなかったのか


今でもわかりません。


説明もできません。



ただ、わたしの勝手な思いでは


毎日顔を合わせて話しかけてた


私を守って助けてくれたんだな~


とありがたく思っています。



それからも、いつもありがとうと言いながら


散歩の度に寄って行っては


仲良くしていました。



今はそのお家は引っ越してしまい


長い間、会いに行けてませんが


ふとこうやって思い出すことがあるのです。



久しぶりに、また会いに行ってこようかなー。