１つの映画を何度も観ない理由は、
何回見ても、同じストーリーだから。
「人生」が映画よりも人気な理由は、
何回やっても、違うストーリーだから。
同じ朝なんて、1回も来ないから。
毎日必ず、違うことが起こり、悩み、怒り、不安になり、安心し、笑い。
映画よりも人気な理由は、毎日必ず「違う事」が起こるから。
さぁ、そんな「人生」の中で、
あなたが部屋の中で天井を見上げたとしよう。
そこには、昨日と同じカタチの模様があり、同じカタチのクーラーがあり、
同じカタチの換気扇が付いている。
縦：横：奥行
の比率は、
何回見たって、４センチ：５センチ：６センチ
部屋の外に出て、ビルを見てみても。
縦の長さと、横の長さはずーっと同じ。
どの建物も、ずーっと同じ。
自然の凄さは、そこにある。
例えば、雲のカタチ。
実は、これまでの歴史（４５億年）で、
１回たりとて、「同じカタチの雲」が出たことが無いらしい。
似たように見えても、必ず微妙にシェイプが違う。
１年３６５日どころか、それの２４時間、さらに、６０分いつみても、６０秒の瞬間でも。
365×24×60×60
そして、観る位置によっても。
それが、45億年（正確には雲が出来たのはもっと後だけど）
ずーっと「違うカタチ」で出てきやがる。
自然が飽きない理由は、
いつ見ても違うカタチだから。
部屋の中で、カベを見つめる時間、
街の中で、ビルを見つめる時間、
空を見上げよう。
山へ行こう。
海へ行こう。
「同じ映画は何度も見れないな」と言っているあなたが、
実は「同じカタチ」をずっと見せられて、飽き飽きしている。
心の奥底で、自然（毎瞬ちがうカタチ）を求めている。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、中学生の長女ザラメちゃん、５才になった次女ミリンちゃんの３児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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