バウンダリーのおためしのおはなし | 想いを言葉にのせてファンを惹きつける文章を書く

想いを言葉にのせてファンを惹きつける文章を書く

2000年から1000人以上の人物取材と原稿執筆を手がけている現役ライター&カウンセラー岡田光津子による文章と心の世界のお話

人物取材ライター・
キャラクトロジー心理学ベーシックマスターの
岡田光津子です。
 
先日、電車に乗っていた時のこと。
時間は午後3時過ぎ。
まだまだ席も空いている、のどかな時間。

ロングシートの右端に陣取り
書類に目を通していたら、
私の頭をかすめて、何かが落下してきた。
そして、
斜め左の床に転がっている。

「……セミアセアセ

仰向けになって、足をバタバタしている。
下手に触るとジジジーーーッッッ!と
大騒ぎしそうな気配。
まだ空いているとはいえ、電車内でそれは避けたい。

「さて。どうしよう」

目の前の席には、いがぐり頭のおじさん。
左斜め前の席には、中学生の女の子二人。
私から2席分離れた左にはサラリーマン風の男性。

みんな知らんぷりしているけど、
エネルギー的には「さあ、きみ、どうする?」と
見られている感じガーン
 

「う、うーん……」

自分で拾って次の駅でポイッとする?
知らんぷりして車両を変える?

これまではこのどちらかをやっていたけど、
どちらもバウンダリーの引き方としては
おかしい気がする。

今、バウンダリーの原稿を書く仕事を
しているので余計に気になった。

「えーっと、私はどうしたいかな……」

周りの人たちとのつながりを保ったまま、
私が今できる最善のこと。
今までならやらなかったことってなんだろう?

「うむ。誰かにサポートを求めてみよう!」

周りの人の中で一番声をかけやすそうだったのが、
いがぐり頭のおじさん。

そっと立ち上がっておじさんの横に立ち、
「すみません。次の駅に着いたら、あのセミを
外に出したいのですが、手伝ってもらえませんか?」
と声をかけた。

すると、すんなり手伝ってくれた。
ドアが開いた瞬間、セミを足で蹴ってびっくりアセアセ
外に出してくれた。

「ありがとうございました。助かりました!」
と極上(当社比)の笑顔で御礼を伝える。
おじさんも「いや、どうも」と笑ってくれた。

その後は何事もなかったように自分の席に座り、
おじさんは携帯で音楽を聞き、私は書類に目を通した。

少しだけ、社内の雰囲気が緩んだ気がした。

ああ、よかった。
めでたし、めでたし。

 

*********追記*********

なぜ、ここまでこの現象に着目したかというと、「ここでどう対応するかを選ばせられている、必然だ」と感じたから。

 

なぜなら、私は最初、隣の車両に乗っていたのです。ご高齢の方がものすごい咳をされていたので、ちょっといやだなーと感じて、車両を移ったのでした。

 

その時は、まだ少し電車内が込んでいて、ちょうどいがぐり頭のおじさんの隣が空いていたから座ったのです。

 

でも、しばらくすると車内がすいてきて、ゆったり座りたいと思ったので、空いていた端の席に移動したのです。

 

その直後、セミが私の頭をかすめて飛んできて……

 

だから、なんだかなにかに試されている気がして、それで、意識的にこんな感じに対応できたのでした。

 

 

 
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想いを言葉にのせる

「cosmic flow」人物取材ライター 岡田光津子

 

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