昨日は雑誌『ドリームナビ8月号』の取材で、株式会社人材研究所 代表取締役の曽和利光さんに「コミュニケーション力」についてのお話をうかがってきました
曽和さんはお仕事柄もあってか、とても話がお上手でわかりやすく、なおかつご自身の意見もしっかりとお持ちで、何度も「なるほど!」が脳内で点滅しておりました。
また、今、「ブログの書き方などを人にお伝えしたいなあ」と思って、いろいろと考えているところなのですが、そこに対するヒントも、盛りだくさんでありました
コミュニケーション能力というのは、大別すると4つの要素にわかれるのですが、うち2つは「ものを書く」場合には、最低限、必要なものでした
1つめは、
① 論理的思考力
⇒物事を筋道立ててわかりやすく伝える力。
(数学が得意な人に多い。物事をシンプルに構造として捉えるのが上手)
2つめが
② 概念化能力
⇒曖昧なもの(たとえば相手の感情や表情など)を読み取り、その都度適切な対応ができる力。
(国語が得意な人に多い。物事の細部にも心を配りすくい上げられる)
ただね、①ってすごく大事な要素だけど、それだけだとだめなの。
概念はわかっても、本質が見えないから
たとえば、あなたが面接官だとして……
「私の強みは問題解決能力で、ストレス耐性も高く、初志貫徹することです!!」
って就活生に言われたら、どう感じます?
「……で?」
って思いません?
だってね、概念は伝わるけれど、その人そのものが見えてこないんだもの
じゃあね、
ここに、それぞれに対するエピソード、なぜそれを強みにしたかなどの想いが添えられたらどうなるか。
「そういう人なのね~」
その人そのものが見えてくると思うんです。
これ、文章を書く時も同じで、人に伝わる・刺さる文章というのは、①と②が必ずセットです。
とくに私は②寄り人間なので、どうしてもそちらに重きがいってしまうんですが
①と②とを良いバランスで、なおかつ②の部分はその方の感性・感覚を大事に、その人なりの言葉の紡ぎ方をお伝えしたいな~と、改めて思いました