てんまのバスケットについて



始めての勝利をして

喜んでいたてんまと部員たち。



その時監督は……



激凹み中。



理由は、

思いっきり怒鳴ってしまったこと。


そして、

力の差を痛感したこと。



私が行けなかった試合の序盤

てんまのプレーに対して

会場内がピリッとする程の

大声で怒鳴ったらしい。


審判から指導が入る程の……




ダンナさんの声は

よく通るので

教師向きだな〜と思って

日頃聞いてるけど

体育館によく響いたんだろうな〜



今は、

思いもよらない所から

動画撮影されていて

それが自分の意思とは関係なく

拡散されていく時代。


そんな不安も一瞬よぎったみたい。




でも、

そのあと試合の

緊張感は高まっていった。





大差で負けて

その差をどうやって埋めていくかにも

頭を抱えていた監督。


ダンナさんたちの時代は、

てんまが3位になった大会で

優勝するのが当たり前。


そんな中でバスケをしてきているので、

一勝して喜ぶてんまたちに

「いやいや、

そんなんで喜んでどうする!?」

って、気持ちが生まれてきて

そのギャップが埋められない

苦悩もあったみたい



過去に厳しくして

部員がゴッソリ辞めていった

苦い経験もあり

楽しくしているだけでは

勝てない。

でも、

勝つためには厳しくする

という加減が難しい時代。




そんなこんなで、

自分は監督に向いてない

監督を辞めた方が

いいんじゃないか……

と、悩んでいた。




自分が担当する

高校3年生の授業中に

自分の悩みを吐露したらしい。


受験前の

大事に時間を割いて

申し訳ないけど……

悩みを聞いてもらったのだと。



生徒に悩み相談する先生も

なかなかいないよね笑笑

生徒との信頼関係が

あってのことだと思う。




悩みを相談したクラスの子から

「先生は監督に向いてる」と、

激励の手紙をもらっていた。




てんまが通うのは

ダンナさんと私の母校。

母校のバスケットボール部の

過去の成績を遡って

最高順位は大阪2位🥈


全国大会に出場したことはない。




ダンナさんは、

自分の恩師たちを超えたいと

結婚式で宣言していて、

大阪一位を獲って全国大会に行く!



そのためには、

厳しい練習も必要。




自分が悩んでいること、

自分が目指しているところを

部員たちに話したみたい。



そしたら、



その日のてんまのクラブノート。



僕の夢と

◯◯先生(父親)の夢を

叶えるために頑張る


と、書いてあった。





簡単な夢でない。


でも、

今まで部員が足りず

チームすら作れなかった時代もある中…


一緒に実現しようとする

部員がいる。


サポートしてくれる

頼もしいコーチ陣がいる。


練習に最適な環境がある。




他の学校では当たり前の事だけど

わが校にとっては

本当にありがたい事。



ダンナさんにとって

夢に見ていた6年間がスタート。

本当に大変だと思うけど

身体と心を大事にしながら

限りある6年を父子ともに

思いっきり楽しんで欲しい。


それが、

妻として、

母としての

願いです。





がんばれ!