大好きな叔父へ。ありがとう


 

叔父の葬儀を終えて・・・
帰路で思うこと


大切な人とのお別れを終えて
仙台から帰っています。

窓から見える田んぼの景色。
ほとんどの田んぼが刈り取られて
裸坊になっている。
建ち並ぶ家々に

きっとそれぞれの家族の物語があるんだろうなぁ。

そんなことを思いながら…


延命治療を望まなかった叔父
叔父はもって9月という言葉を打ち消し、
10/1にこの世を旅立ちました。


叔父のお通夜と告別式には
部屋中いっぱいの椅子が埋まり、
とても賑やかであたたかいものでした。

和尚さまもコロナ禍になり
このような賑やかな葬儀はなかなかないと
おっしゃっていました。

生前の叔父の人徳、人柄がわかるなぁと
改めてこのようにあたたかく愛が深い方と
一緒に暮らさせていただいたことに
ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。


お通夜、葬儀で毅然とした態度で
終始心配りをされていた叔母
やっぱりあなたはどこまでもかっこいいのですね。

家での81日間の介護生活。
大変なこともあったけれど
「楽しかった」と口にされていたのが印象的で…。
それだけ夫婦の絆が築かれている
その証のような言葉だと感じました。
 
仙台の美しい朝焼け
 

ご夫妻の家でお世話になっていた頃
私は離婚してまもなく気持ちを切り替え、
兼ねてからチャレンジしたかった秘書職に転職したものの
転職先の環境が合わず体調を崩し、
満身創痍で故郷に戻ってきました。
けれども、親元で一緒に暮らすことも叶わなくて…
そんなときに私の帰る場所をつくってくれたのが
叔父と叔母でした。

最初は半年くらいの約束でしたが、
結局1年8ヵ月お世話になりました。


叔母にとっては姪っ子ですが
それまでほとんど会った記憶はありません。
叔父にとっては血のつながりもないわけで…
私もその環境に飛び込むのは勇気が入りましたが、
そうせざるを得なかった。
叔父叔母は本当にあたたかく愛のある方々でした。


6人の子供たちを育てられ、
皆さん結婚してお子さんもいて
孫ひ孫が15人!
叔父の血を受け継ぐ子孫がこんなにいるのかと…
本当に尊敬します。
お子さんもお孫さんもみんなあたたかく優しい方たちで、
私のことも“みっちゃん、みっちゃん”と
親しくしてくださっていました。


8月から叔父を想うと涙がこぼれるような毎日で…
もう涙は枯れてしまうのかなと
思ったけれど
涙って枯れることはないんですね…


70代になってもバリバリお仕事されて
体を動かされて、冬も裸足で過ごすような叔父
こんなに早くお別れの時が来るなんて
誰も想像しなかったと思います。


まだ何にも恩返しできていないのに…
本当は旅行に一緒に行く約束をしていました。
4年前ご夫妻の家を旅立つ時にした約束。
私は忘れていないよ?

2018年、家族で石垣島に行きました。
その時に私が作った
旅のしおりをとても褒めてくれ、
自分は行かないけれど、「このしおりがほしい」と
言ってくれたチャーミングな叔父。
今度みんなを旅行に連れて行く時は
叔父の分もしおりを作りますね。
 

当時作った旅のしおり

叔父との別れは本当に
悲しくて寂しくて辛いけれど…
叔父は命は限りあるものだと
改めて教えてくれました。

両親が祖母が叔母が
足腰元気で動けるうちに
いろんなところに連れて行ってあげたい。
一緒にいろんな体験をして
思い出をつくりたい。

今生きていることだって
当たり前じゃない。


***


娘さんが教えてくれた話。
叔父の棺に入れられた
叔父が書いた家族の名前と誕生日が
書かれたメモ。
たくさんのお孫さんの一番下に
私の名前と誕生日が書いてあったそうです…


7番目の娘と可愛がってくれた叔父
娘にしてくれて、ありがとう。
あなたが言葉で、背中で
教えてくれたことを私は忘れません。


和尚さまが素敵なことをお話されていました。
「お別れではなく別のステージのはじまり
なくなると新しい名前を得て仏となり
みんなを見守る側へ
私たちはなくなった方の入る隙間をつくろう」と。


だから、
さよならは言いません。


私の心の中で生き続けています。



ありがとう。

愛と感謝を込めて。

大好きです。



7番目の娘より



最後のお手紙

 

 

:.。..。.:*:.。. .。*:.。..。.:*:.。:.。:.

 

 

もし今、大切な方をなくされて悲しみの淵に

いらっしゃる方がいたら…

”大切な人の居場所を心の中につくりましょう”

 

大切な人はいなくなりません。

 

あなたの心の中に生き続けます。

 

 

大丈夫。

 

 

時間がかかるかもしれないけれど、

時の流れがあなたの心の傷を癒してくれます。

 

 

そして、心と体はつながっています。

 

私は体の状態を把握するために毎日舌診断していますが

知らせを受けた後、10日ほど舌が真っ白になり、

胃腸・消化力が弱っているサインが出ていました。

 

体が何かサインを出しているかもしれません。

 

 

こういう時だからこそ

いつもよりも、より心と体の声に耳を傾けて

くれぐれも自分のこと、労わってあげてくださいね。