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🌙恋は月夜に香る

月を見ると
思い出す恋がある。

もう二度と戻らないのに
匂いみたいに
記憶だけがふっと蘇る。

そんな
記憶を綴っています。


毎夜21時台に更新中!


※ほぼノンフィクションですが
少し手を加えています

※noteで先読みできます

 

 

蒼井美月(あおいみつき)

 

▪️過去3000本以上のコラムを執筆

▪️職業:作家

▪️ライター業では書けない、血の通った文章を書きたくてこのシリーズを書き始めました。

 

 

 

 

  【猫の匂いがした彼】

 

登場人物

亜希:18歳

ケイ:22歳

 

 

 

 

 

 

「あ・・あきちゃん・・

ほんとに良いの?」

 

 

「はい・・思い切りいっちゃってください」

 

 

パサっ・・・

シャキシャキ・・

 

 

 

 

わたしは

肩につくようになった髪を

バッサリとベリーショートにカットした。

 

 

ケイからの手紙を読んだとき
疑ってばかりいた自分の心に気がついて


どこかけじめをつけたかったのかもしれない。

ケイが変わろうとしているなら
私も何か変わりたかった。


何を変えたらいいのかなんて
19歳の私にはわからなかったから

とりあえず
一番わかりやすいものを変えた。

 

 

 

 

パサっ・・・

床に落ちた髪を見て

なんだか
今までの私まで一緒に切り落としたような気がした。

 

 

 

 

鏡に写ったわたしは

男の子みたいだった。

 

根本から5cmも無い

ツンツンな髪型の自分が

別人になれたみたいで妙に嬉しかった。

 

 

 

「オレ、髪が短い子が好きなんだよね」

 

ケイはそう言っていたけど

それはあくまで

ボブぐらいの髪型であって

 

ここまで短いって意味では無かった

 

 

 

「びっくりするかな・・」

 

 

わたしは

再会の日を指折り数えて待った。

 

 

 

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