歌をワタシのフィーリングで好きに訳しました。

センス良いといいなラブ てへっ



夜もすがら 契りしことを忘れずは

恋ひむ涙の色ぞゆかしき

定子の遺詠

夜通し、お約束しましたね。お忘れでなければ私を恋しく思って涙を流すのでしょう。その涙の色が血の色なのか見たいのです汗うさぎ

涙の色は紅涙のこと。悲嘆して血の涙が出るのか知りたい。

 

定子が亡くなってから几帳のたれ布の紐に結び付けられていた手紙に3首歌があった。天皇にも見せてほしいと。

 



 

知る人もなき別れ路に今はとて

こころぼそくも急ぎ立つかな

 

知っている人もいないあの世とこの世の分かれ道に来ました。今心細いですがもう時間は残っていないようです。

定子の辞世歌

 自分の死期を悟っていた。

 

煙とも 曇とも ならぬ身なりとも 

草葉の露を それととらえよ

定子の3首目の歌

火葬されて煙や雲になって空に登って行きたくない。土葬にして欲しい。なので、煙にも雲にもならずに草葉の露になりますから、露を私と思ってください。汗うさぎこの歌カッコイイと感じてしまいました。

定子は出産後に亡くなりました。当時は成仏できないと信じられていました。なので定子は草葉の露として存在していると天皇は考えたのではないでしょうか。

 

定子が亡くなって10年後に一条天皇が亡くなります。辞世の歌は誰に当てたものか、諸説ありますが、10年もずっと定子を忘れなかった、懐かしく思っていたのでは?という気がします。彰子とは家族にはなったけれど定子を恋するようにはいかなかったと思います。

一条天皇の辞世の句は声も小さく聞き取りにくかったので下のようになりました。道長と行成とはほんの少し違います。

 

 

露の身の 草の宿りに 君をおきて

塵を出でぬる ことをこそ思へ

 道長の「御堂関白記」⬆️

ワタシ訳も交えて思うことは〜

草を宿にした露である定子をおいて俗世間を離れてゆくことを思う

一条天皇は自分は成仏してしまって露をこの世においていくのだという心境なのかしら?草葉の露と定子がうたい、一条天皇が露の身の草の宿りと受けていたように思えてならない。

 

道長は彰子のことだと言うしかないです。定子だと思っても彰子だと書くしかないと思う。


彰子は定子と一条天皇の子供の敦康親王を育てて情もあって自分の子より敦康親王が東宮になるべきと道長と対立したと聞いている。彰子ええ人やん。結局は一条天皇がうしろだてのない東宮の大変さを思い、あきらめました。

 

 

 藤原行成「権記」⬇️

似たような内容なので訳は省略。

行成は定子に向けての歌だと思ったようです。

露の身の 風の宿りに君をおきて

塵を出でぬる 事ぞ悲しき

 

 

 

 

 

 

 

 11歳で元服して定子を迎えた一条天皇。光る君へでかくれんぼして可愛かった。はじめは遊んでくれる大好きなお姉さんで、だんだん恋して愛したのでしょう。

定子は出家しても一条天皇はそばにおきたかった。身ごもると世間は出家したはずでは?と冷たかったようで、道長は嫌がらせもしたと聞いている。彰子のところに天皇を通わせたかったのでしょう。

そうなると夫婦なのに恋の障害がうまれるので、2人はお互いを激しく求めることになったんでは?

と思うのです。千年前のステキなロマンスだなと思います💖💖💕💕🩵🩷

 

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