そうそう、もう時効だから書くけれど

中学のとき本気で母を○そうと思ってた時期がある

きっかけは学校であった非行防止教室みたいな講話の会で、外部講師は君たちがもし犯罪を犯したら少年院というところに入ることになりますと言って少年院の一日を紹介した

テレビを見れる時間も限られていますとか、いかに不自由な生活を余儀なくされるかを語っていて、それを聞いてみんなうわーきつい、無理!みたいな反応をしてた

でも私にはその時の自分の生活よりも遥かにマシに思えた

だって、テレビが観られるの?

母から解放され、宗教ももうやらなくて良くて、土日祝日はゆっくり休めるの?と……

もしも私が母を○したら、と考えた

捕まって少年院に入って、でも出所したあとは必然的に父が私を引き取ることになるだろう

またお父さんたちと一緒に暮らせるんだ…と自分勝手に都合のいい夢を思い描いた

最初はぼんやり夢想するだけだったのが、そのうち「やるしかない」みたいな脅迫観念に変わり始めた

中学時代は常に自○願望が頭にあったから、これはもう自分が○ぬか母が○ぬかの二者択一だと思い詰めた

何度もキッチンの包丁を握った

でも結局実行はしなかった

万引きのときと一緒

良くも悪くも大それたことは出来ないあの頃の私だった

だけどそれほどまでに母を恨み憎んでいる自分を自覚した出来事でもあった