片付けのプロ、
ライフオーガナイザーの谷歩です。
年間100件以上の
整理収納サポートを行っています。
この日は4回目の訪問のお客様宅で
2名5時間の作業のうち約2時間30分で
キッチンの整理収納を行いました。
今日はその一部のご紹介です。
お客様は定年退職が視野に入って来たかた。
約2年前、キッチンの水栓が壊れ
急遽リフォームした直後から
お母様の介護が必要になり
徒歩5分ほどのご実家へ移られたそうです。
ご自宅には
時々必要なものを取りに来たり
空気の入れ替えをしたりする
程度だったとのこと。
昨年お母様を見送り
来年の秋ごろまでには
ご自宅での暮らしを再開する予定です。
新な暮らしのテーマは
ヒアリングの最中に
お客様が何度も口にされた
「年齢を重ねても
ものの管理が楽な家」
になりました。
ご実家へ移ってからは
その時々の季節に必要な
衣類などを運んでいたため
現在ご自宅に残っているのは
この2年間ほとんど使わなかったものばかり。
暮らしを再開する日に向けて
少しずつ住まいを整えています。
今回まず取り組んだのはキッチンです。

before

after
「収納用品を買ったほうがいいですか?」
そう聞かれることは少なくありません。
今回は収納用品も購入しましたが
吊戸棚はお手持ちの収納ケースを
活用して整えました。
収納用品を増やすことよりも
まずは
今あるものをどう活かすか
を考えたからです。
開封済みの食品は手の届く下段へ。
ストックは、棚板の位置を調整し
もともとお持ちだった
収納ケースやミニラックを使って
上段へまとめました。
ここへ来たときに使う
お茶や軽食は取り出しやすい場所へ。
ストックとは置き場所を分けるだけで
必要なものもストック量も
ぐっと分かりやすくなります。
また、冷蔵庫には
住んでいなかった間に投函されていた
お知らせ、メモなどが見やすいように
たくさん貼ってありました。
今回は、本当に必要なものだけを残し
ゴミの分別表など日々役立つものは
コンロ側の冷蔵庫の側面へ移動。

before

after
室内から見える冷蔵庫の正面が
スッキリしただけで
「キッチン全体がまるで違う空間のように
明るく感じられる!」と
おっしゃってくださいました。
収納というと
新しいケースや便利グッズを
思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろん、それが必要な場合もあります。
でも、まずは今あるものを活かしてみる。
それだけでも、暮らしは十分整えられます。
この部屋での生活が始まるときには
ご実家から持ってくるものがあるので
全体量は増えます。
なのでいまは
「使っているもの」と
「ストック」を分けて収納する方法を
お試し期間として実践していただいています。
実際に暮らしてみると
ここは使いやすい。
もう少しこうしたい。
そんな気づきが、きっと出てくるはずです。
収納は、一度完成したら終わりではありません。
暮らしに合わせて、少しずつ育てていくもの。
そんな気持ちで
お客様と一緒に住まいづくりを進めています。







