頭と心と家の片付け

 頭と心と家の片付け

片付けは目的ではなく充実した暮らしのための手段。
そして早く片付いた部屋に行き着くには、思考の整理から始めて暮らしの仕組みを作るのがおすすめです。

年間100件以上の片付けをしている
谷歩です。
 

防災ポーチを持ち歩くようになって
数年になります。
 

きっかけのひとつは
外出先で何かあったときに
少しでも安心できるものを
持っていたいと思ったから。



 

  防災ポーチがお守りになった日

 

以前、片付けの作業に向かう途中
人身事故で電車の中に
1時間以上閉じ込められたことがありました。
 

いつ発車するのかわからない。
 

そんなとき
防災ポーチに入れていた携帯トイレが
お守りのように感じられました。

私はトイレが近いので
こういうときに一番気になるのは
やっぱりトイレ問題。
 

踏切で
電車が止まったままになっているのを
何度か見かけたこともあります。

そんなときも
真っ先に頭に浮かぶのは

「中にいる人たち、トイレ大丈夫かしら」

です。
 

だから、私の防災ポーチに
携帯トイレは欠かせません。

 

  季節の変わり目に中身を見直す

 

今回は、その防災ポーチの
中身を見直しました。
 

私の防災ポーチは
ジッパー付きのビニール袋。
 

持ち歩いているうちに
だんだんよれてくるので
袋がくたびれてきたときか
季節の変わり目を
見直しのタイミングにしています。
 

今回は、いくつか入れ替えました。
 

半透明のポンチョを
アルミ製の透けないものに変更。

これも、トイレのことを考えてのことです。
 

その分、かさと重さが増えたので
メッシュのインナーバッグなどをやめて
全体の重さを調整しました。


 

ひと口で食べられるお菓子は
新しいものに交換。
 

ひんやりシートは
使い捨てカイロにチェンジしました。

まだ汗ばむ日もありますが
汗拭きシートは普段から持ち歩いているので
今回は防災ポーチから外しました。
 

逆に、外出時に
防災ポーチから絆創膏やかゆみ止めを出して
使うこともあります。
 

あと、今回追加したのが
もしもの10,000円

キャッシュレスになって
お財布にあまりお金が入っていない日もあります。

防災リュックと同じ考え方で
1,000円札で用意しました。

 

  防災ポーチも片付けも、考え方は同じ

 

ポーチに入る量や重さを考えながら
何を残して、何を外すかを決める。
 

これって
家の中の片付けと同じだなと思います。
 

何を基準に
どんなものを、どれだけ持つのか。

自分に必要なものを考えて選ぶ。
 

防災ポーチも
家の中の片付けも
考え方は同じなのかもしれません。
 

防災用だからと
特別に考えるより
普段持ち歩いているものとの重なりを考えながら
入れるものを決めるほうが
私には合っているようです。
 

防災ポーチは
災害が起きたときのためだけのもの。

そう思っていたけれど
電車が止まったときのような
「いつもの暮らしの中の困った」にも
役に立つことがあります。
 

備えることは
心配を減らすこと。
何かあったときの安心を
持ち歩いているのだと思います。

年間100件以上の片付けをしている
谷歩です。

明日、9月9日は重陽の節句。

奇数は「陽」の数とされ
その中でも一番大きな「9」が重なることから
「重陽」と呼ばれているそうです。
 

強い生命力と薬効を持つといわれる
菊を使って邪気を払い
長寿を願うことから「菊の節句」。
栗の収穫期でもあるので
「栗の節句」とも呼ばれるそうです。
 

わが家では毎年
雨が降っていなければ
日本酒を注いだおちょこに菊の花びらを浮かべ
月明かりを映していただくのが恒例。
 

残った菊の花は軽く湯がいて冷凍します。
 

お浸しにしたり
サラダに散らしたり。

黄色が少しあるだけで
彩りがきれいになります。
 

ところが今年は
雨空が続いていて
明日のお月様は期待できそうにありません。
 

せめて菊のお浸しだけでも作ろうと
スーパーへ行ってみました。
 

改装前はよく見かけたのに
今年は見当たらない。
 

もう一軒、別のスーパーまで足を延ばしましたが
やっぱりありませんでした。
残念。
 

でも、店先で売られていた
食用ではない
普通の菊の花を買って帰りました。
目と鼻で菊を楽しんでいます。

 

そして、今日を振り返ってみると

 

掃除をしていて
ルームフレグランスの瓶を2度も倒す。

 

出かけようと用意した
カギと財布が見当たらない。

 

スケジュールを確認しようとしたら
さっきまであった手帳がない。

 

スマホで写真を撮ろうとしたら
あるはずの場所にない。

探し回ったら
なぜか洗面所にありました。



2024年9月9日
 

一日中
家の中をグルグル、うろうろ。

なんだか、うまく進まない日でした。

 

そのうえ
食用菊まで売っていない。

 

今日は、なんていう日なんだろう

と思いスッキリしないまま過ごしました。

 

でも

こぼしたルームフレグランスを
拭き取ったペーパーを捨てたゴミ箱からは
今もいい香りがしています。

 

スーパーを2軒回ったおかげで、
近所なのにいつもとは

違う景色を見ることができました。

 

そして、菊を飾ったので
部屋がパッと明るくなって
ほんのり清々しい香りがしています。

 

思い通りに進まないこともあったけれど
振り返ってみれば
ちゃんと

良かったこと

もありました。

 

ダメだなと思うことばかりに目を向けるのではなく
良かったこと、できたことにも目を向ける。

片付けも、同じなのかもしれません。
 

明日は重陽。

陽の気が重なる日。

今日のちょっとした空回りも
明日に向けた微調整だったのかもしれません。
 

そう思えたので
今日も悪くない一日でした。

年間100件以上の片付けをしている
谷歩です。

長くお世話になっているお客様がいます。

 

防災備蓄について
これまでも機会があるたびに
お話ししてきました。

 

でも、具体的な準備は
なかなか進みませんでした。

 

とはいえ、
何もしていなかったわけではありません。
 

マンションは免震。

管理組合でも備蓄をしています。

区から配られた非常用トイレは
約90回分。

ご夫婦2人で、
1人が1日6回使うとすると
7日間で84回なので、
1週間分は確保できています。
 

食品のストックも
ペットボトルの飲料も
1週間分以上あります。
 

ただ、水はいつも少なめでした。
 

家の中の素敵なテーブルランプなどには
ご自身で耐震テープを貼ってあります。

 

  夜中の地震で気になったもの

 

最近、大雨が続いたり
夜中に地震があったりしました。
 

スマホのアラームが
深夜にけたたましく鳴り響ました。

そのとき
お仏壇の花瓶に

耐震テープを貼ってなかったことに
気付いたそうです。
 

そして先日伺ったとき、

「耐震テープ、まだ残ってたっけ?」

と聞かれました。
 

改めてしまってある場所場所をお伝えし
アシスタントさんに貼ってもらった後

「防災士の資格、持ってたよね。
うちには、あと何が足りない?」

と続きました。


 

これまで防災の話をしても
あまり反応がなかったので
嬉しい質問です。

免振のマンションに引っ越してから
初めて揺れを意識されたのが
この会話に繋がったそうです。


せっかくなので
もしもの時のストック類を

一緒に確認しました。
 

食品は十分にある。

非常用トイレも1週間分以上ある。

ランプなどの転倒対策もしている。
 

一方で、水は少ない。
 

オール電化なのでお持ちの調理器具は
セイロセットも含めてすべて電気が必要。

停電したときに使える
カセットコンロと
カセットボンベも必要です。
 

この日は、
トイレットペーパーのストックも
少なくなっていました。

そこで、
いつも注文する数に
予備分を加えて注文してくださいと
お伝えしました。
 

必要なものを一つずつ確認すると
特別な防災用品をたくさん増やすのではなく
今の暮らしに足りないものが
見えてきました。

 

暮らしを整えるというのは
何かをたくさん増やしたり
「こうするのが正解」という形に
合わせたりすることではありません。

 

そのお宅の暮らしを見て
今、何が必要なのかを一緒に考えること。

 

 

  片付けも同じ

 

片付けられない人を
片付けられる人にする。
 

それが私のお役目とは
思っていません。
 

片付けの方法を覚えて
いつでもきれいな状態を保つことが
目的でもありません。
 

大切なのは
その人自身が暮らしの中の困りごとに気づき
必要なものや方法を選べること。
 

私はそのために
経験や知識をもとに
ご提案をします。
 

でも
最終的に選ぶのはご本人。
 

今回も
「今日、これを準備しましょう」と
私が決めたわけではありません。
 

地震で花瓶が気になったことから
ご本人が「ほかは大丈夫かな」と
考えた。
 

そのタイミングで
一緒に確認をしました。
 

片付けも防災も
暮らしによって必要なものは違います。
 

だから
「こうするのが正解」と
決めつけるのではなく

その人の暮らしに合わせて
必要なことを考え、
経験や知識をもとにご提案する。

そして、
ご本人が選んだことを
無理なく暮らしに取り入れていく。
 

それが
自分の暮らしを自分で回していくことに
つながるのだと思っています。

年間100件以上の片付けをしている
谷歩です。
 

9月1日は防災の日。

その前に、14才オス猫・ハタの
避難バッグを見直しました。
 

わが家はマンションの4階。

災害が起きても
そのまま暮らせる状態なら
自宅避難と決めています。


 

でも、何かの事情で
一時的にハタも一緒に
家を離れなければならないことが
あるかもしれない。
 

そのときのために
ハタ用の避難バッグを用意しています。

 

  病院用と避難用は別

 

ハタは、動物病院へ行くときの
キャリーケースが大嫌い。
 

扉を開けたのを目にしたとたん逃げる。

入れようとすると、さらに逃げる。

毎回、大騒ぎです。
 

これでは、いざというとき
避難するよとなっても
そう簡単にはいきません。
 

なので、病院用とは別に
避難用のキャリーバッグを
用意してあります。


 

買った当初は
部屋の中でバッグを広げっぱなしにして

中にまたたび付きの
おもちゃを入れておきました。
 

たまに入って遊んでいるうちに
いつの間にか中でお昼寝をするように。

少しずつ慣れていったんだな、と
思ったことを覚えています。

 

  いつものものを入れておく

 

このバッグは
ファスナーを開けると広げられるタイプ。
 

外側のポケットには

・ペットシート
・ビニール袋
・ハーネス
・ティッシュと除菌シート

を入れています。
 

バッグの中には
1日分のフードと容器が2つ。

ひとつは食べ物用。
もうひとつは水用です。

水は私たちが持ち出すものを
分けることにしました。
 

今回、見直したタイミングで
フードも交換。

新しいものに入れ替えました。


 

人間の防災用品もそうですが
「準備しておけば終わり」
ではないんですよね。
 

買ったら出来る限り
試しに使う、食べる。

時々、開けてみる。

いまも使えるか確認する。
期限があるものは入れ替える。
 

防災の日をきっかけに
見直してみるのもいいですよね。

 

  「避難できる」をつくっておく

 

災害が起きたときに
何を持って逃げるかを考えることも大切。
 

でも、ペットの場合は
そのバッグに入ってくれるか。
ハーネスを付けてくれるか。

そんなことも大事です。
 

病院のキャリーが嫌いだからといって
避難用のバッグまで嫌いとは限らない。
 

普段から目にする場所に置いて
中に入っても嫌なことが起きない。

そんな経験を少しずつ重ねておく。

これも、わが家にとっての
備えのひとつです。


 

新しいフードを入れて
バッグを元の場所へ。
 

あとは、出番がないことを願うだけ。
 

今日もハタは
そんなことは何も知らずに
久しぶりの自分の場所に入って
寛いでいました。
 

眠くなったのか
ハーネスをきちんと付けるところまでは
協力してくれませんでしたが
ハーネス自体は嫌がらなくなっています。

年間100件以上の片付けをしている
谷歩です。

ひとり娘が遊びに来ました。
 

本当はみんなで買いものに行って
ルーフテラスで夕飯にしようと思っていました。

 

夕方になれば少しは涼しくなるかな、と。
 

ところが夜になっても、蒸し暑い。
時どき雨もパラつくお天気です。

 

これは無理だね

と家の中でご飯を食べることにしました。


 

「ここの美味しいよ」と
娘が来るときにポテトペーストを

買ってきてくれたので
半額で買って冷凍してあったお肉がメインです。

 

とはいっても、お肉は2人分しかない。
1人ごとに盛り付けると

お肉が寂しいお皿になってしまいます。

 

そこで
付け合わせの温野菜をたっぷり作り
種類ごとに盛り付けて
見た目もかさましです。
 

ありあわせのものが
豪華な夕飯に変身しました。
 

予定どおりにはいかなかったけれど
娘と一緒に食べるご飯は
それだけで大ごちそう。

夫もいつもよりおしゃべりになります。
 

お外ご飯は、また今度。

この日はこの日の、いい夜でした。