庭を管理するのは大変な作業です。
増やしたいもの、抜きたいもの様々ですが、増えてほしいなあと思っているものは結構枯れて、抜いても、抜いても残党が残っていつまでも手間を取らせる植物があります。
ドクダミ、スギナは言うまでもありませんが、彼らは抜くのに多くの力を必要としません。
私を一番悩ませているのは姫ザサ、クマザサです。
ちょっと風流でいいかな
と思ったのが大きな間違い、
どこまでも、どこまでも地下茎を伸ばし、抜き取る際の力は30キロの米袋を動かす時のような出力が必要です。
このエリアは桂の木の木陰で、ホスタや半夏生などの日陰が大好きな植物を集中させているシェードガーデンです。
このブログのトップページにも出ている所で、山吹や和風の植物が涼しげな雰囲気を醸し出してくれています
ここにニョキニョキと小さなササが芽を出して増殖中です。
その上、植木屋さんが植えてくれた木の株の中にも熊笹が入っていたらしく、二つとも本当に私を悩ませてくれます。
昔ここはガーデン雑誌に こう書いたのです
地味な色取りですがこのエリアは私がこれから目指したい庭のイメージそのままです。
歳とともに、花、花、花、の庭が時に鼻につく瞬間があるのです。それはとても身勝手な理由・・・・自分のご機嫌が斜めの時でもあります。
「フン、こんなに花ばっかり飾り立てて馬鹿みたい」
そんな日はこんな目立たないエリアの手入れをしていると心が休まります。
そう、だった。
息子の司法試験の結果待ちの時も、もう一人の子の試験の結果待ち(留年した子の追試)の時も私はここで草をむしっていたっけ・・・
電話が待ち遠しかったね。
このブログのトップページにも出ているこのシーンです。
でも・・・今日の私――――――お相撲さんもビックリの勢いで笹の根を抜いています。
風流も何もあったものじゃない。
一切手を貸さない夫に話しても
手を貸さないどころか耳が少しピクッと動いただけです。
サラリーマン川柳 思い出します
ワイルドな 妻を持つオレ 女々しくて
何か庭の仕事を頼むと
「もうシャワーしたからそんなことしたくない」ああ、女みたいなこと言ってるワサ。
泥まみれの妻は明日も熊笹と格闘します