私がギャルゲーをやり始めて20年。
切っ掛けはときめきメモリアル。
当時PCエンジンを主戦機種としていた私。
世の中がやれドラクエだのストファイだのと騒いでいる中、ギャルゲーで生き残りをかけるPCエンジンにどっぷりと浸り、その最たる作品がときメモだった。
主人公のレベルを上げて、女性を惚れさせる…そんな夢みたいなソフトあっていいのか…
同級生に「こんなんでたぞ!お前もやってみ!」
ソフトを貸して、帰ってきたのは半年後。
又貸しが又貸しを呼んで、戻ってきた頃には説明書がボロボロになっていた。
7人又貸しした上に、7人目の親が、部屋を掃除中に掃除機で説明書を吸い上げたらしい。
藤崎詩織の顔面がボロボロになっていた。
セロハンで補修されていた藤崎の顔が痛々しく、不細工だった。
それから20年。
深夜アニメが流行し、趣味も色々加わって、ギャルゲーに割ける時間が少なくなった。
昨今のギャルゲーの低レベル化も否めない。
年を取ったせいかも知れないが、昔の方が良作が多かった気もする。特にエルフから発売される作品は当時、夢中になって寝る間も惜しんでやり込んだ思い出がある。
現在のギャルゲーは絵も綺麗で、キャラクターも昔と比べて洗練されていて可愛い娘ばかり。でも話がくだらない物が多すぎる。
25才位の時、一度ギャルゲーを引退しようと思った。このままではいけないと、寝る間も惜しんで夢中になっていたギャルゲーから身を引いた。その時に持っていた初期型プレステ2とセガ・サターン及び、ゲームソフトも全て売った。
そこから一年間、ギャルゲーどころかゲームとは無縁の生活を送り、彼女もできた。しかし、思い出されるのは親も寝静まった深夜、こそこそと一人ヘッドホンを装着して朝までやり続けたギャルゲーの記憶。
あの時間、自分の現実はギャルゲーの世界に存在していた。それは私にとって凄く有意義な時間だった。
好きな物を我慢する必要が本当にあるのだろうか。
一度しかない人生、やりたい事をやろう。
私はたまたま仕事が休みだった女友達を呼び出し、バイクで家電量販店までタンデムで向かった。20分くらいで現地に到着すると、一目散にプレステのコーナーまで行き、当時薄型になる前のプレステ2の本体を友達に持たせ、とりあえず1本ゲームを買うためにギャルゲーコーナーへ。当時は携帯もそこまで発達しておらず、私の情報収集はもっぱら電撃プレイステーションだったが、これも一年間、目に触れる事もなかったので、下調べもなしに、ジャケ買い同然でギャルゲーを物色。そこで出会ってしまったのが、
『cross channel』
ただただジャケが良かったので購入した作品。この戦利品をバイクの後ろで友達に抱えてもらい、家まで速攻で帰宅した。
荷物を一旦部屋に置いて、再び友達を家まで送り、すぐさま帰宅。配線などセッティングしてディスクをプレステに挿入。
そして起動!
その日は徹夜だった。
そしてやられた…
ジャケ買いで買った久々のギャルゲーソフトがこんな良作だなんて…
ジャンル的にはいわゆる泣きゲー。
ざっくりとネタバレしない程度に内容を話すと、
それぞれに問題を抱えた者達が通う群青学園。主人公とヒロイン、放送部の仲間からなる日々の葛藤や裏切り、友情といったものが、異質な世界で繰り広げられているそこそこ重い作品が、ブランク明け一発目には度肝を抜かれる内容だった。エンディングには不覚にも涙がこぼれる始末。
やはり私は、生粋のギャルゲーマーだなとつくづく思いしらされた。
これがきっかけで、この作品のシナリオライターである田中ロミオ氏の作品をやりまくった。『家族計画』は名盤中の名盤である。
そして今、有野課長よろしく、レトロゲームへと原点回帰する日々。
同級生からなるエルフ作品に没頭中である
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