週足チャートで【8月4日週の相場まとめ】
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
週足で米主要3指数は上昇。特にナスダックは+ 3.87%と反発し、週末には最高値を連日更新しました。
前週末発表の7月米雇用統計では失業率が予想と同値の4.2%(前月からはやや悪化)でしたが、非農業部門雇用者数が予想10.8万人増に対して結果7.3万人増となったほか前月分が14.7万人増から1.4万人増に下方修正、5月分も14.4万人から1.9万人増に下方修正と5月と6月の雇用者数の合計が25.8万人も下方修正されたことや、
米7月ISM非製造業景況感指数は50.1と前月6月の50.8から悪化したほか市場予想も下振れ、ミシガン大消費者信頼感指数も予想を下回っており、ニューヨーク連銀の消費者調査で1年先の予想インフレ率が前月の3.0%から3.1%(前月3.02%)、3年先のインフレ期待は3.00%と、前月から横ばい、5年先は2.88%(前月2.61%)に上昇したことで景気後退でインフレになるのではとの懸念が。
ただサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が利下げの時期が近づいているとの認識を示すなどFRBの早期利下げ期待の高まりが相場の支えに。
9月利上げ期待が台頭するなかで年内に0.75%利下げの可能性もあるととられており、ご存知の通り金利が下がる(利下げ)は株高につながるため、株式市場がさらに高値を追うとの期待感も出ているようです。(21日からのジャクソンホール会合が焦点となりそうです)
また週末にはロシアによるウクライナ侵略を巡り、米国とロシアがウクライナ領を事実上ロシア領と認める形で、米国とロシアが早ければ来週にも停戦に向けた協議をするとの報道から、地政学リスクの後退も支えとなりました。
先週の日経平均株価は週足で1020円88銭の上昇。一時42000円台を回復する場面もあり、上場来高値の42224円を更新できるのかが注目ポイントでしょうか。
足元がショートの踏み上げ(需給)の急騰の可能性も押さえておいた方が良いかと…
コモディティと原油チャートも載せておきます。
夏枯れ相場で急騰急落には注意をしておいた方が良いのでは、と思います。