先週の相場を振り返りましょう。ナスダックが初めて2万の大台に乗せましたね。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
週足ではダウ平均は814ドルの下落と約2カ月ぶりの下落幅で2週続落。
一方でナスダックはアルファベットやテスラ、そして今週初めて時価総額1兆ドルを達成したブロードコムなどの上場がけん引して4週続伸。11日に初めて2万の大台に乗せました!
S&P500は4週ぶり反落となりました。
前週末の雇用統計を受けて12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まるなかでインフレ関連の経済指標が注目されました。
11月の米消費者物価指数(CPI)は前月比は0.3%、前年同月比は2.7%上昇、コアは前年同月比3.3%上昇と市場予想に一致、ただ伸びは2カ月連続で加速。
11月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%上昇と市場予想を上回りました。
CPI、PPIと前月を超える水準だったことでインフレの高止まり懸念から、利下げは継続するものの来年の政策金利の引き下げ回数が想定より減少するのではとの見通しとなったことで長期金利が上昇し、相場の重しとなりました。
先週の日経平均株価は週足で379円27銭の上昇。
為替が円安方向に動いたことや、中国が金融緩和と財政支出の拡大を進める方針で、12日に来年の政策の軸足を消費の底上げ(内需)に移して公的借り入れと政府支出を拡大することを示したことで経済政策への期待感が好影響、また12月SQ値算出に絡んだ思惑も。
ECBは12日に予想通り預金金利を0.25%引き下げ3%とすることを決定。利下げは3会合連続。
来週は17-18日のFOMCで利下げがすでに折り込まれている状況ですが、パウエル議長がFOMC後の会見で来年の政策金利についてどんな考えを持っているかが注目されます。
また18-19日に日銀金融政策決定会合があります。日銀が利上げするか見送るはまだ不透明です。注目です!