【週足チャートで】先週の相場を振り返りましょう。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場は上昇。
前週末に米雇用統計の強い結果を受けて米経済のソフトランディング期待が相場を支えました。
先週発表のFOMC議事要旨では複数の参加者が0.25%の下げ幅を支持していたことが明らかとなり、9月の米消費者物価指数(CPI)はコア指数が前月比0.3%上昇と市場予想を上振れる強い数字だった一方で、週間の米新規失業保険申請件数は25万8000件と市場予想を超える悪い数字でした。
ただ9月米卸売物価指数(PPI)が前月比横ばいと事前予想を下回り、インフレの鈍化を示す結果となるなど金曜相場に入ってソフトランディングするという期待は崩れず、
またJPモルガンチェースの2024年7〜9月期決算で純利益が前年同期比2%減の128億9800万ドルと減益となったものの、純営業収益は7%増の426億5400万ドル、EPSは4.37ドルと市場予想を上振れたことが好感され、金融株を中心に買われて、週末11日の米市場は上昇。
ダウ平均は前日比409ドル74セント高の4万2863ドル86セントと最高値を更新し、S&P500も最高値を更新しています。
国慶節(1~7日)明けの中国市場も注目されましたが、中国景気策と不動産規制緩和で上昇していたものの追加支援策への期待感が剥落した形か、上海総合指数、香港ハンセン指数が乱高下しました。
先週の日経平均株価は週足では970円18銭の上昇。雇用統計を受けて為替市場でドル円が円安ドル高方向に動いたことや、米市場の上昇が支援材料に。
10月9日に石破首相が衆議院を解散しました。衆議院解散後の値動きは統計的には2000年以降の8回のうち解散日から投開票前までの勝率は7勝1敗となっており、上昇が期待されます。15日公示、27日投開票です。