週足チャートで大きな流れもチェック。先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

週足チャートで大きな流れもチェック。先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場は上昇。ダウ平均は週足では小幅ながら4週続伸し、週末4日のダウ平均は前日比341ドル16セント高の4万2352ドル75セントと反発し過去最高値を更新しました。







イランが、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者が殺害されたことなどへの報復だとして、イスラエルに向け180発を超える弾道ミサイルによる大規模な攻撃を行うなどイスラエルとイランを巡る報道を受けて中東の地政学リスクへの警戒感が高まり相場の重しとなりました。

ただ9月のADP雇用統計の非農業部門雇用者数が前月比14万3000人増と市場予想を上回ったほか、9月米雇用統計で非農業部門雇用者数は予想14.0万人に対して結果は25.4万人、失業率は予想4.2%に対して結果4.1%、、平均時給(前月比)は予想0.3%→ 結果0.4%、平均時給(前年比)は予想3.8%→ 結果4.0%と強い結果となったことで米経済の軟着陸期待で買いが優勢となりました。

雇用統計の結果を受けてfedwatchでは11月利下げで0.5%の可能性は減り、0.25%利下げが市場のコンセンサスとなっているようです。


先週の日経平均株価は週足で1193円94銭の下落。週初に高市トレードの逆回転で石破ショック、一時2000円超の下落となる場面も。

しかし石破氏が「追加利上げ環境にない」とハト派的な発言をしたことや岸田政権の成長路線を引き継ぐとしたことで早期の追加利上げ観測が後退し、石破関連ともいえる防衛関連銘柄や地方創生関連銘柄を中心に買われる展開に。石破新総理の動向に振らされる1週間となりました。

雇用統計の結果を受けて週末にドル円は大きく円安方向に動き、日経平均先物も1000円超の上昇。明日は日本市場は上昇スタートとなりそうです。




では明日からの相場もよろしくお願い致します!