【チャートで】先週の相場を振り返りましょう。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
ダウ平均は週間では1162ドル、2.94%の上昇です。
ナスダックは週間では5.29%の上昇。ハイテクの買い戻しが大きいですね。
13日発表の米国生産者物価指数(PPI)は前年比2.2%上昇と予想を下振れ、コアPPIも前年比2.4%上昇と予想より悪い結果、
14日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.9%上昇と予想を下回り(前月比0.2%上昇)とどちらもインフレ鈍化を示す結果だったことが好感されました。
また15日発表の7月の米小売売上高は前月比1.0%増と市場予想を上回ったほか、小売り大手ウォルマートの決算で売上高が予想以上だったことで個人消費が堅調であることが示されたほか、
16日に発表されてミシガン大消費者態度指数(速報値)が67.8となり、市場予想や前月の確報値の66.4を上振れたことで、
インフレは落ち着いてきており、米景気後退観測、スタグフレーションを回避できそうだ、ソフトランディングとなりそうだという期待感から下落を取り戻す動きにとなったようです。
先週の日経平均は週足で3037円67銭の大幅上昇。
15日に発表された4-6月の四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は0.8%上昇と2四半期ぶりに上昇したことも安心感となったよう。年率でも3.1%増と市場予想の2.3%増を上回りました。個人消費は1.0%増と5期ぶりにプラスおなり、設備投資も0.9%増となっています。
また米市場が上昇したことやドル円が反発したことも支援となり戻りを試す展開に。
14日に岸田総理が9月の自民党総裁選に立候補しない意向を固めたと報じられ、河野太郎デジタル相や茂木敏充幹事長らが候補として挙がっていることで円高方向へ思惑から動いたものの、日本株への影響は総じて限定的でした。
↓ドル円と日経平均日足チャート合わせたもの。
移動平均線は再びパーフェクトオーダーに向かいそうな雰囲気。
8月第1週の投資主体別売買動向は外国人投資家は大幅に売り越しした一方で個人投資家は買い越し。ロングがあると下げる…。
最後に日経平均と米市場の週足チャートも見ておきましょう。