
【3分で】激動の先週の相場を振り返りましょう。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場は下落。
週間では主要3指数が小幅に下落。S&P500、ナスダックは4週続落となっています。
先月末から激動の相場展開が続いています。
FOMC(連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備理事会)は政策金利を8会合連続で5.25〜5.5%に据え置きました。パウエルFRB議長の発言では、早ければ次回の9月会合で利下げを行う可能性あると言明、雇用への懸念も発言もしています。
そんななか7月雇用統計では非農業部門雇用者数が予想17.5万人に対して結果は11.4万人増(前回20.6万人増)、失業率が予想4.1%に対して結果は4.3%(前回4.1%)となっており、直近3カ月間の平均失業率が過去1年の最低値を0.5ポイント上回ると景気後退が始まった可能性が高いという「サーム・ルール」でリセッション判定値に到達しました。
積極的な米利下げの織り込みが進み(9月FOMCでは0.5%利下げの可能性も高まっています。)リセッション懸念の高まりからソフトランニングできないのではないかという警戒感があり、雇用統計の悪化で今回のFOMCで利下げすべきだったという意見も出ています。
7月の米ISM非製造業景況指数は51.4と市場予想を上振れし前月の48.8も上回りました。
8日発表の米労働省が発表した米新規失業保険申請件数ですが、前回悪かったこともあり注目されていましたが、8月3日までの1週間の数字が23万3000件と、前回改定値から1万7000件減と予想を下回る前週に申請件数が労働市場の落ち着きを示す結果となりました。雇用統計の先行指標と位置付けられている同指標が良かったことや、円キャリートレード巻き戻しの影響が落ち着いた(ドル円の落ち着き)が株式の買い戻しにつながったよう。
先週の日経平均は週足で884円70銭の下落。
過去最大の下落幅と上昇幅を同時に記録する歴史的な週でした。
週間では4693円65銭の値幅となっており、ボラティリティが高い状況が続いています。
直近の日経平均下落の要因は以下の4つの要因が考えられます。
(1)円高の進行(162円台から141円台の円高に)
日銀による為替介入をきっかけに、日米金利差(特に日本の利上げ前倒しや植田総裁の発言)、円キャリートレードの急速な巻き戻しで円高方向に急速に動いたことが株価下落につながった一因です。ドル円と日経平均のチャートを重ねると7月11日の夜に為替介入にトレンドが変わったことがわかります。
(2)需給的に売り込まれている
そもそも日経平均は3万8000円台から4万2000円台へ急騰していたこと、個人の信用取引が溜まったことで急落の際、狼狽売り、強制ロスカットもあり、投機筋による売り注文も一気に増えて、売りが売りを呼ぶ展開となったと考えられます。
(3)利上げ
日銀金融政策決定会合で日銀は31日に政策金利を0.25%程度に引き上げる追加の利上げを決定。国債買入額は現在の月6兆円から26年1〜3月までに月3兆円程度へ減額したことに加え、植田総裁の記者会見ではさらなる利上げを否定しませんでした。追加利上げにしろ発言にしろ、タカ派的な姿勢を示したと言えます。
利上げを次回9月の日銀金融政策決定会合から前倒したのは自民党の総裁選と時期をずらす為という可能性も。
(4)アメリカの景気減速(リセッション)への懸念
全体的にまだ売り込まれているなかで、
業績などファンダメンタルズ面の強さは変わらないのに、全体相場の下落で連休になっているような銘柄を冷静にピックアップして、長期的に仕込めるか、また短期的にも入って利食いして、と言うようなことができるかどうかが重要な局面かと考えています。来週はCPI、PPIの発表等ありますし、日本はお盆休みと言うこともあって、まだ大きく動く可能性もあると思いますので余力を残しつつチャンスを狙っていきたいと思います。
こちらの記事や動画も参考にしていただけますと幸いです。
https://media.moneyforward.com/articles/9513?af=authors_list
実家で晩酌させてもらってます。
鮑と枝豆とビール❤️🍻🍻
最高です✨✨