小幅続落

今日の日経平均株価は前日比7円50銭安の1万5668円68銭と小幅続落
円安を背景に買いが先行しましたが、
買い一巡後は上げ幅を縮小
8月の米雇用統計の発表を控えた利益確定売りに押されて値を下げています

昨日も記事にしましたが、
日銀の黒田東彦総裁は４日、
金融政策決定会合後の記者会見で、
為替レートについて、ドル高・円安が進むのは自然であり、
さらなる円安進行は日本経済にプラスとの見解を示しましたね
また、消費回復の遅れは一時的であり、
物価が想定通り2％の目標に向けて上昇していくとの従来の見解は変わっていません

現在の株高はドル／円が１０５円前半で円安基調となっていることなどを支援材料にしている部分も大きいと思いますが、
「さらなる円安は日本経済にプラス」という見解については、
反対の意見が少なくないようです
円安進行は物価上昇を招き、
実質賃金はさらに目減りする可能性があります
消費は冷え込み、経済成長は抑制されるでしょう
黒田総裁に対する市場の信認は次第に低下していく可能性があります