
著者 落合博満氏はたぐい希なる勝負強さで知られています。
三度の三冠王、中日率いた監督8年間で4度のリーグ優勝。
その真髄は「負けない努力が勝ちに繋がる」という信念にあることをこの本を読んで初めて知りました。
「打線は水物、良くて3割の確率しか期待できない。だから必然と投手力を中心とした守りの安定感で勝利を目指す戦いを進めてきた」と氏は言います。
「プロ野球では良く先発投手が3点以内におさめれば、負けても仕事をしたとして称賛される。でも待って欲しい、チームで仕事をしたと言えるのはチームが勝った時だけである。」
「試合は一点を守り抜くか、相手を0にすれば負けないのだ」
「よって負けない努力が勝ちに繋がる」という原則を氏はとても大事にしたんだと思います。
実社会に出たら、責任あるものこそこの原則が一番勝つ確率が高い手法だと考える事に本当の意味で私も納得します。
短期決戦の日本シリーズ。氏は「優勝には3回負けれると」良く言っていたものです。
ただ、短期決戦での勝負だけには弱かった氏率いる中日。それを勝つには消極的な強さよりも、勢いという積極的なものが必要なんだと思います。
でも氏は全体を通した強さに価値をおいていたのではないでしょうか。8年間でのリーグ優勝4度がそれを裏付け、
リーグ優勝を果たせずに、クライマックスシリーズでの勢いでの出場で日本一になった事が、
その戦い方を裏づけています。