
内田 樹著作の「日本辺境論」、中々思うところが有り備忘にて書き留めておきたいと思います。
日本人は辺境人である。
最近の国政の不甲斐なさ、catch up後の日本が経済的混迷を極めている状態を考えるに、我々の国、人種はどうも戦略を具現化できない国なのではと私は最近思い始めていました。
そんなおり、この本を見つけ読み出すに、日本人の生い立ちをまざまざと突きつけられ、ある意味納得させられてしまいました。
著者は本書において日本は理念において作られた国ではない事、即ち国家像を形成する事を我々日本人はしないという事を、
オバマ大統領の就任演説のような理念で語る演説が日本の総理大臣に出来得ない事や、
日独伊三国同盟の是非を問われた際の木戸幸一や東郷茂徳の「私的には反対であったが、成り行きと言うものがあり…」と言った弁明を例にして説いています。
結局日本及び日本人は、
他国との比較を通じてしか自国の目指す国家像を描けない。
外部のどこかに絶対的価値観を委ねる。即ち、正しい判断を下す人を探り当て
その身近にあることで自国、自分の存在感を確認する。
不和雷同体質な国民性である。
と結論付けています。
私は確固たる核心はないまでも何かこの意見に惹かれ、本書を読み始めました。