理恵子の夫であり、
宙大(そらた)、笑(えみ)、糸(いと)の父である。
僕が幸せに生きていくために必要なのはそれだけで、
何者かになる必要はないのだと、
山を走るたびに気づかされました。
「単に、私は、インスピレーションを授かる器でしかない。」
そのことに気づいた時、
長年の憑き物が取れたような気がしました。
18年間の悩みからの解放
「単価を上げる。」
「価値を上げる。」
「それは安すぎる。」
「安売りは悪。」
それも分かるんです。
でもどうしても難しく、
自分の作品の値段を上げようとすればするほど、
苦しくなる自分がいました。
それは潜在意識のどこかで、
『インスピレーションは授かりもので、自分のものではない』
ということを知っていたからです。
先程も書きましたが、
単に、私は、インスピレーションを授かる器でしかなく、
それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ、エゴや我欲を手放し、その役割をまっとうする時、
本当に人が、真に目覚める言葉を、
インスピレーションで授かることができるんです。
【世界にひとつでもいいから、優しさを増やす】
そのために僕は、
人が高次元なインスピレーションと出逢う場所として、
これからも山を走り、
言葉を書き続けます。
まずは昨日、書き下ろしをリクエストしてくださった10名の方から。
一人一人、一文字一文字、心をこめてやっていきます。
いつも、ありがとうございます。